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否が応でも歴史は新陳代謝する ( b-flowerの『無抵抗主義』のことなど)
やりたいこと、行ってみたい場所がたくさんある。とはいえお金も時間も限られているし (疲れてもいるし) あえて情報に触れないようにもしている。探すと次々に出てくるので。
先週、結婚する前から二人でよく観に行ってた ZABADAK (というユニット) が、未だライブをやっているのを、終わった直後に知り、行きたかったなぁ…ってなってしまった。
1993年9月25日、日比谷野音の「のれん分け」(と称した解散ライブも観に行った) から32年、その後に ZABADAK を知った若いファンもたくさんいるようで。
多感な時期に『遠い音楽』に出合ったことは、私の人格形成に大きく影響していると思います(私は大学1年生でした。とっくにnorenwakeしていましたが)。
— びぶろ (かいのしょうひでお) (@bibelot1984) February 25, 2025
20代中盤の頃に入り浸っていたライブハウスで「かいくんは誰を呼びたい」と訊かれた時、「ZABADAK」と即答しました。(続 https://t.co/HPylHS2ZgW
尊敬する知性、かいのしょうひでおさんも、その一人だと知ってうれしかった。
だがその時間的スパンを、こちら側の時代に当てはめて遡ってみれば、わたしが生まれた1966年よりさらに以前、昭和40年代前半に流行ったGS (グループサウンズ) ですら通りすぎてしまう。
去年の紅白でBzが話題になったが、ラブファントムは95年、30年前の曲だ。
— arancionero (@buuccibuco) February 25, 2025
では95年の30年前、65年のヒット曲は何か?調べたら代表曲は美空ひばりの柔だった。今の若者にはB'zが我々の若い頃の美空ひばりレベルに映っていて不思議はない
っていうようなことを考えていたら、似たようなことで盛り上がっているポストを、昨夜たまたま発見した (ぶら下がるポストにあるように、今の若者はもはやフラットに聴いているのかもですね)
歴史は上書きされていく…のではなく、
ディレート (消去) されていくのではないか。
つまり、そういうマイナー (とあえて言うが)な音楽は (あっただろうけど) もはや、無い。
昭和→大正→明治 (私ら)
令和→平成→昭和 (彼ら)
今の若い世代が思う昭和って、
わたしたちが想像していた明治時代だ。
わたしら一般市民がリアリティを保てるのは、広くとってせいぜい100年くらいか。
時間だとか過去だとか、実は無い。
つねに歴史、歴史ってばかり言うのは、
そのことの逆説なんですね、
それでも若い人の興味っていつの時代でも? レトロに向かうのか、それともサブスクの影響で過去にもレンジが拡がるのか…
最近だとテレビの音楽番組なんかは、昭和歌謡やら J-POPやらのカラオケランキングとかをやっていて、親子で楽しめたりも (する?)
中森明菜のブルーな良さが、やっと少しわかるようになってきた、松田聖子派のわたしですが、それでもやはり…
『DESIRE -情熱-』(阿木燿子的カッコいい系? 百恵さんで言えば『プレイバックPart2』)や、『飾りじゃないのよ涙は』(キライじゃないのよ陽水は) とかよりも…
『スローモーション』や『セカンドラブ』でしょう? となってしまう。要するに、来生たかお (&えつこ) さんが好きってだけか😅
音楽は、偏見も、面白い。
子供のころ、アルバム (LPレコード) の意味がわからなかった。A面・B面にヒット曲が各1曲、それ以外は捨て曲だった。あとコンサートとかも。ヒット曲が聴きたいだけだった。聴きたい曲が聴きたいだけだった。
その聴きたい曲を、やってくれないなんて、あり得ない、意味がないって思っていた。し、それからもずっと思っている。
昭和は (平成も?) 出し惜しみが多すぎた。
食べ物の好き嫌いについては考えないけれど、音楽の好みについては、何故だかずっと考え続けてしまい、それが今も続いている。
でも、他人の「好き」への興味でもあって、それも知りたい、わかりたいと思い、今さらレッド・ツェッペリンやらサンタナや、チック・コリアを聴いてみたりしている。
(要するに上手い演奏にあまり興味ないんだってことに昨日気づいた😂)
フリッパーズ・ギターが好きになった90年代の前半は ZABADAK の他にも、池袋WAVEでインストアライブに出くわして好きになった、BL WALTZ とか…
つい最近、2022年に新代田FEVERで行われたライブが『LIVE AT FEVER』として発売されたばかりの b-flower 、特に『ペニーアーケードの年』という曲が大好きになり、
b-flowerの新作ライブアルバム
— だまりん (@damarin2376) February 25, 2025
「LIVE at FEVER」
家に独りの今やっと程々の大音量で聴けました!
曲間の一言や観衆の拍手なども入っているので本当にライブっぽい☺️
「ペニーアーケードの年」の前にやるぞ!って気合い入れてるの良き😍
アンコールラストが大好きな「舟」で一緒にハモりたい🎶 pic.twitter.com/apkG3lfUMT
この永遠のマスターピースを、八野さんは、
ライブでもしっかりやり続けてくれている。
今やカラオケランキングの定番にすらなっている尾崎豊の『I LOVE YOU』だけど、無名の新人のデビューアルバムを発売日に買いに走ったわたしは、多分、埼玉県で5番目くらいに聴いたのでは、と思っている。
90年代初頭の『ROCKIN'ON JAPAN』を引っ張り出してみると、ソウル・フラワー・ユニオン が席巻していたことに改めて気づく。
1996年10月21日に発売された3枚目のアルバム『エレクトロ・アジール・バップ』、その中の「いい曲」として (前年の阪神・淡路大震災に思いを馳せつつも) ひとり繰り返し聴いていた。その後、知る人ぞ知る名曲として、約10年後 NHK で放映され、全国区になっていった。
ソウル・フラワー・ユニオンの、
— kenzi(sirius) (@tenkist) February 25, 2025
『満月の夕』みたいに広く聴かれるべき歌だと思うんで…
b-flower (と遊佐春菜さん)の、
『僕は僕の子供達を戦争には行かせない』を NHK にリクエストした♪
(ライブ盤を聴いて改めて思った)https://t.co/7rWt46bwbH
そういうことって、
成るべくして成っていったりする。
令和の反戦ソングは…
伊達に生まれたわけじゃなく…
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ブレイクする前夜って頃の時期。
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八野“日曜日のミツバチ”英史さん
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『ロッキング・オン・ジャパン』
(1994年6月号より)
読んでくれて、ありがとう。