こうなってしまった経緯を振り返る
この記事は声優文化研究会の新歓企画「オタクとしての芽生え」シリーズとして書かれたものです。
みなさんこんにちは。19生のKenzaと申します。
「オタクとしての芽生え」ということで、おじいちゃんとして恥の多いオタク生を振り返っていきたいと思います。
1. はじめての深夜アニメ
初めて深夜アニメという存在に触れ始めたのは確か小学5年生くらいだったと思います。
それまでもアニメや漫画にはそれなりに触れていましたが、ジャンプを毎週読んだり少年アニメ、スポーツアニメを見たりする程度でした。
そんな普通のガキが、3つ年上の兄の影響で触れてしまった作品が「バカとテストと召喚獣」です。
当時は「萌え」という物をほぼ認識しておらず、シンプルに面白いギャグアニメとして見始めたのですが、段々と
「アレ、この島田美波って子めっちゃ可愛いな…」
となり、キモオタクのキモの部分が自分の中に生まれ始めました。
2期まで見終わる頃にはオタク向け作品に対する抵抗感などほとんど消え失せ、一人のキモオタクが誕生してしまいました。もうおしまいですね。ちなみに初めて完結まで読んだラノベもバカテスだったりします。
その後は「WORKING!!」「ベン・トー」「STEINS;GATE」「まどマギ」「SAO」「這い寄れ!ニャル子さん」「てーきゅう」なども小学生時代に見てた覚えがあります。
特にまどマギは事前情報ゼロの状態で兄に見させられたので非常に印象に残っています。今考えたらあまりにも人の心が無くてヤバイ。
当時は「学校の皆が知らない面白いものをぼくは知っている!」みたいな気持ちもあり色々見ていたのですが、当然のごとく小学校の同級生にアニメの話ができる人間はおらずオタクとしての活動はほぼ個人で完結していました。
2. 百合への目覚め
中学生になり、アニメも見ていましたがそれ以上にインターネット文化にどっぷり浸かるようになってしまいました。これも兄の影響です。許さん
特にニコニコ動画に費やした時間が一番多かったと思います。
ボカロ、歌ってみた、ゲーム実況、TRPGリプレイ、音MAD……毎日毎日更新される様々なコンテンツにハマり、よりキモさを増していきました。
そして、僕の人生を大きく狂わせた東方Projectに出会ったのもニコニコ動画でした。
美しく残酷な世界観、魅力的な数多くのキャラクター、STGとしての面白さ、多彩な音楽など、非常に裾野の広いことで有名なコンテンツであり、オタクの性癖を歪めることに定評があります(Kenza調べ)。
当時は二次創作にとてつもなくハマっており、
・東方の二次創作小説を印刷して学校で読む
・中古ショップで同人誌を漁る
・関連古典作品(例:遠野物語、古事記、東海道中膝栗毛など)を読み漁る
・東方のキャラクターが持っていそうなティーセットを探す
・授業中に東方の考察ノートを作る
・pixivに二次創作小説を上げる
など、相当"やって"ました。
また、東方Projectには男性キャラクターが殆ど登場しません。
二次創作に触れ続け、女女カップリング脳が加速していった結果…
「え、もしかして男って必要ないのでは??」
天啓が下りてきました。百合を慈しむ感情の芽生えですね。
そして、その感情のままとあるアニメに出会ってしまいました。
そう、「ストロベリー・パニック」です。
完全に百合の世界に沼りました。もう後戻りは出来ません。
ちなみにこの経緯については別のブログでも書いたことがあるので暇な方はぜひ。
3. 声優を好きになる
男が出てくる作品が見られない期が終わった後、ニコニコ動画の流れからアイドルマスターに触り始めました。
きっかけはコブラMADです。
その頃ちょうど地方民の味方でおなじみのBS11でアニメ版アイドルマスターが再放送しており、視聴を開始。女の子たちが夢に向かって頑張る姿に大きく心を打たれました。
すっかりハマってしまいニコ動で関連動画を漁っていたのですが、アイドルマスタータグの動画に声優さんが出ている物がとても多いことに気づきました。きちんと声優さんを意識し始めたのはこれが最初だったと思います。
過去のニコ生のアーカイブやライブ映像を見ていくうちに、とある声優さんのことが気になり始めました。
そう、沼倉愛美さんです。
最初は「自分の担当アイドルの声優さん」として認識していただけだったのですが、伸びのある声、ライブでの圧倒的なパフォーマンス、笑うときに顔がクシャっとなる所、765AS最年少なのにしっかりしている所、かと思えばわりとポンコツだったりする所等々……
なんかもうメチャクチャ好きになっていました。抗えません。
気づけばアイマス関係なく沼倉さんが出ている生放送やラジオに触るようになり、声豚1年生が誕生しました。
地方民だったので現地イベントに参加することは出来なかったのですが、
「大学行ったら沼倉さんを実際に見てみたいな~」と期待に胸を膨らませる毎日でした。
そうして中学を卒業した僕を待っていたのは、オタクには辛すぎる高校生活でした…
・男4人部屋
・10時消灯
・Wi-Fiなし
・プライベート無し
・オタクどころか非陽キャは自分のみ
この地獄を寮生活をなんとか終え、電気通信大学に入学を決めました。
上京して、声優研に入って、ウキウキでオタクを満喫していたところに…
4. まとめ
わりと最初からキモとして育っていたみたいでした。
こんな人間でも楽しく過ごせる声優研って素晴らしいサークルです。
たまに老人枠で部会に顔を出すこともあると思うので、仲良くしてくれたら泣いて喜びます。ぜひ「ささやくように恋を唄う」の話とかしよう。
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