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洗練された贅沢の極み|ザ・リッツ・カールトン東京でのラグジュアリーステイ

今回のnoteは、ホテル滞在記だ。

『ザ・リッツ・カールトン東京』

あなたも一度は名前を聞いたことがあるだろう、東京・六本木の5つ星ホテルに泊まってきた。

ザ・リッツ・カールトンは、ゲストのニーズを最優先し、宿泊体験にラグジュアリーな要素を取り入れ、米国のホスピタリティ業界に革命をもたらしました。創意工夫を重ね、心遣いの行き届いたサービスというレガシーがあるからこそ、お客様の特別な瞬間を実現することが今日も可能になっています。

公式HPより

1泊2名で20万円かかる、最高級ホテルのおもてなしとはどんなものなのか?
先週泊まったばかりの僕自身の体験を記す。

なお、この価格帯のホテルに泊まるのは初めてだ。
しかも通常プランではなく、『クラブラウンジ』という最上階のラウンジ利用も含めた特別プランにした。
結婚記念日という大義名分のもと、大いに背伸びした体験記である。


15:00 到着

またとないこの機会を1分でも長く楽しむべく、僕たちはチェックイン時刻の15時ちょうどにホテルのエントランスに着いた。

高級感あふれるエントランス

そこからまずはロビーのある45階に向かう。
45階でチェックインなんて聞いたことがない。

エレベーターで一気に45階まで上がったため、耳がキーンとなりながらロビーに降り立つと、スタッフが気持ちの良い挨拶とともに出迎えてくれた。

荷物を持ってもらうといったいわゆるVIP待遇に慣れていない僕たちは、ソワソワしながらスタッフに荷物を預け、予約名を伝えるとそのまま最上階に行くよう案内された。

高級感が漂う雰囲気に落ち着かないまま、エレベーターの『53』という数字を押した。

ロビーでの最初の滞在時間があまりにも短かったため、夜に改めて撮った

15:10 アフタヌーンティ

53階に着くと、そこでまたスタッフの出迎えを受ける。
このホテルでは、当然のようにエレベーターの目の前でスタッフが待ってくれている。
こういった細かい対応が、5つ星ホテルたる所以なのだろう。

廊下を少し歩くと、今回のプランの目玉である『クラブラウンジ』に到着、窓際の席に案内された。
クラブラウンジ内では、ハープの生演奏が行われていた。

クラブラウンジからの絶景、左下は六本木ヒルズ
天気が良いと富士山も見えるらしい

空から見る大都会東京の景色とウェルカムドリンクのメロンソーダ、ハープの音色を楽しみながら待っていると、
3段スタンドに綺麗に盛り付けされたスイーツとセイボリー、スコーンが運ばれてきた。

ホテル到着からわずか15分、早くもリッツ・カールトンの有名なアフタヌーンティーとご対面。
奥さんは特にこれを楽しみにしていて、50枚くらい写真を撮っていた。

ピスタチオの緑とラズベリーの赤が美しい

その後、クラブラウンジの説明をひととおり受け、食事タイムだ。

すべてのドリンクが無料
ここぞとばかりにビールをチョイス

リッツ・カールトンといえばアフタヌーンティー、というくらい有名なので、僕たちの中での期待値はとても高かったのだが、そのハードルをいとも簡単に超えてくる。

どれも本当に美味しかった。

アフタヌーンティーを食べ終わった頃スタッフに声を掛けられ、ここでようやくチェックイン。
簡単な説明を受け署名をし、5分ほどで完了。
説明の中で、「〜〜〜部屋に入って良いですか?」と聞かれた気がしたが、良く聞こえなかったので適当に相槌を打っておいた。
ルームキーを受け取り部屋へと向かう。

5328、4桁というだけでテンションが上がる

ホテルに入ってから部屋に入るまで2時間もタイムラグがあった。
良い意味で焦らされた気分、こんな体験ももちろん初めてだ。

期待を胸に僕たちは部屋に向かった。

17:00 入室

カードキーでドアのロックを開け、いざ入室。

しわがぴしっと伸ばされたキングベッドと、ふかふかの椅子、そして東京のビル群を眺められる大きな窓

さっきまで食べてしかいなかったので、泊まりにきていることをようやく実感した。

早速ベッドにダイブ、そのまま夢の中へzzz

昼寝を久しぶりにしたこともあり、18:30に設定していたアラームで起きたとき、なんとも言えない幸福感に包まれた。

身だしなみを軽く整え再びラウンジへ。
クラブラウンジのプランでは、計5回のフードプレゼンテーションが行われるのだ。

全面大理石のバスルーム、洗面台が1人1つあるのも広々自由に使えてありがたい

18:30 ディナー前のオードブル

外は暗くなり始め、東京のビル群には明かりが灯り始めていた。

ディナー前という名前が付けられているが、アフタヌーンティーを数時間前に食べていたこともあり、十分にディナー代わりとなった。
それくらい種類が豊富でおかわりしたくなるものばかりだった。

きらびやかな冷菜コーナー

もちろんここで提供されるものもすべて無料。
中でも驚いたのが、リッツ・カールトンのオリジナルワインをはじめとする高級なお酒類も飲み放題だったことだ。

ここにあるお酒すべて飲み放題

いつもは角ハイボールしか飲まないが、ここぞとばかりに高いウイスキーのハイボールを注文する。
味の違いは正直わからないが、場の雰囲気も相まっていつもより上品な味な気がした。

夜景を見ながらシャンパンで乾杯

この時間はジャズの生演奏が行われていて、おしゃれで落ち着いた雰囲気のなか、夜景とともに優雅な時を過ごす。

セレブになった気分だった。

20:00 コーディアル

要するに、「食後のデザート」ということ。

20時になると、それまでのフードメニューからデザートメニューに変わる。

見た目も味も抜群なスイーツの数々に、お腹も心も満たされた。

以上で1日目のフードプレゼンテーションは終了。


そして、この時点で時刻は21時、まだ寝るには早い。

部屋でまったりするか迷ったが、ここは大都会東京の中心に位置する六本木。
9月に入り夜風が心地良い季節になってきたこともあり、僕たちは周辺を散歩することにした。

プールの雰囲気もとても良かったが、水着を持っていなかったこともありパスした
(レンタルはもちろん可能)

21:30 散歩 東京タワー

僕は東京に住んで5年目になるのだが、東京タワーは遠くからしか見たことがなかった。

日本の象徴ともいえるこの建造物を、東京に住んでいるうちに絶対見に行きたいと思っていたので、このタイミングでその思いを実現させることにした。

ホテルから30分ほど歩いて麓に到着。
高くて壮大で厳かでかっこよかった。

麓の段差に腰掛け、コンビニで買ったお酒を飲みながら、これまでの思い出、これからやりたいことを奥さんと話した。
さっきまでの超高級ホテルの余韻も相まって、いつもより沁みるコンビニ酒だった。



本来ならここで場面が切り替わり次の日の朝を迎えるはずだが、1つエピソードを紹介したい。
些細なことかもしれないが、部屋に戻ると感動する光景が目の前に広がっていた。

なんと、夕方にダイブしたことで乱れていたはずのベッドが綺麗になっていて、おまけに水とコップ・スリッパまで用意されていたのだ。

チェックイン時に「〜〜〜部屋に入って良いですか?」と聞かれた際の「〜〜〜」の部分は、「ラウンジでの食事中に、ベッドメイキングをするため」だったのだ。

そりゃ「究極のホスピタリティ」という本が出るなと感心した。
この感動体験だけでも、泊まってよかったと思えた。

素敵なおもてなしを受けた僕たちは、幸福感に包まれながら眠りについた。

いつまでも眺めていたくなるほどきれいな夜景だった

8:00 朝食

2日目の朝。

前日の余韻が残る中、朝食を食べにラウンジに向かう。

これまでは、生演奏が行われていたが今朝はなかった。朝は静かに過ごしたい派の方への配慮なのだろうか。

昨夜のビュッフェ形式に加え、メインを選ぶスタイル。

メインは2人揃って蟹のあんかけオムレツを選んだ一方で
ビュッフェで取ってきたものは、パン派の奥さんと米派の僕でまるっきり違った。
好物の違いがはっきりと現れる、ビュッフェの面白さに気付いた。

左が奥さん、右が僕

12:30 軽食

豪勢な朝食の後、ジムでひとっ走りしシャワーを浴び、二度寝するという理想の休日を過ごした僕たちは、少し慌てながら準備をし最後の食事に向かう。

この2日間、幾度となく訪れてきたラウンジともこれで最後だと思うと、なんだか寂しい。

この絶景を見れる時間ももうすぐ終わってしまう

ザ・リッツ・カールトン東京での最後の食事は、お昼の軽食だ。

メニューはサンドイッチや巻き寿司、スイーツなどさまざま。
ここでも好みが別れる僕たちはそれぞれフード系とスイーツ系を選択していた。

左が奥さん、右が僕

14:00 チェックアウト

軽食を済ませラウンジで佇んでいると、スタッフに声をかけられチェックアウトの案内を受けた。

「遂にこの幸福な時間が終わってしまうのか」と名残惜しさの中、手続きを済ませ、ホテルを後にした。



冒頭でも書いたように、僕たちはこの1泊2日の体験に20万円を使った。
20万円の価値があったかはわからない。

ただ、一生忘れられない思い出になったことは確かだ。
そして、「また泊まりたい」という気持ちが芽生え仕事を頑張る原動力にもなっており、今後の人生にプラスになることは間違いなさそうである。

人生に刺激を加えたい時、大切な人と特別な体験をしたい時
「超高級ホテルに泊まる」
という選択肢があってもよさそうだ。

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