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環境歴史学とは『日本のアーカイブズを救う学問』である

ごきげんよう。

本日は別府大学で開講されている「環境歴史学」という学問に対して、アーカイブズ的な視点から述べていこうと思う。

私は「環境歴史学」とは、「日本のアーカイブズを救う学問である」と考える。
私は「アーカイブズ・史料学研究室」に所属しているため、毎日、多くの古文書に触れているが、それらを保存するとなったときの判断材料は、「歴史的価値があるか、ないか」しかない。裏を返せば、歴史的価値がない古文書は捨てられてしまうのだ。

しかし、「環境歴史学」の視点から考えると、「自然環境的価値があるか、ないか」という新しい判断材料が生まれる。

ここでいう、「自然環境的価値」とは「歴史や文化財を育む大地や自然の価値」のことである。
つまり、「自然環境的価値がある=歴史的価値がある」という「環境歴史学」の定義を活かして、本来であれば、捨てられるはずの古文書を1つでも多く保存することができるのだ。

日本のアーカイブズは保存率が0.3%~0.5%と世界の中でもかなり低いと言われている。

ここで、「環境歴史学」を活用することで、日本のアーカイブズが世界で通用するようになること、そして何より、「環境歴史学」という学問が「日本のアーカイブズを救うこと」これに尽きると思う。

本日も最後までお付き合い頂き、誠にありがとう。

ごきげんよう。

さようなら。

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