イノベケンタ

IT企業を起業してはや19年。 株式会社PILOT  https://pilotz.jp 題材は趣味が中心で、時々ビジネス。

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最近の記事

映画「オッペンハイマー」

映画館を出て数十分経った今も心が揺さぶられ続けている。 おそらく、おそらく何度も見たい映画ではない。 そしてこの映画の描くものがノーラン監督らしく複雑すぎるあまり、本当の理解をし切れるものなのか僕には分からない。 なんならノーランは観客のミスリードさえ予測しているのかもしれない。 印象的なシーンがある。 広島への原爆投下が成功し、それに対する関係者へのオッペンハイマーのスピーチのシーンだ。 本来戦争を終わらせるはずだった原爆投下成功のスピーチが、戦争の始まりを思わせる軍靴の音

    • 映画 BLUE GIANT と漫画最新9巻を続けて読んだら涙が止まらない

      NETFLIXで3/9配信開始を知ってから楽しみに待っていたBLUE GIANT。 漫画のシリーズ全部持っているけど、やっぱり人物伝は草創期というか、何者でもない自分と向き合う時期が一番エモーショナルだ。 だから、第1期の3人組のJASSの物語は観る人全ての共感を呼ぶし、心を激しく揺さぶってくる。そう、まるでJAZZの熱く激しい魂のように。 以下ネタバレや内容について触れているので、まだ観てない人はぜひ映画版を観て、そのすぐ後に漫画最新9巻を読んでください。(途中も何もかもす

      • IE爆死と共にメールも爆死すべし!

        「SlackもTeamsもダメ」、そんな企業にオープンイノベーションは100年早い https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00205/052500044/ このタイトルを見て記事を始めの数行行読んだだけで激しく共感理解したのですが、ここでは記事について触れたいのではなく、タイトルにもある通りメール爆死してくれ!の一点のみです。 僕が社会人になった頃は入社して最初にやることがメールについての個々を覚えること。 クライアン

        • アイルビーバック!神保町で働く社長のブログ復活版

          PILOTは2005年創業。神保町の三省堂書店の裏にあるモーリビルで事業開始しました。 神保町は学生の頃から好きな街で、勉強好き過ぎて浪人した時に毎日通ってた馴染みの町でもありました。 この頃はブログサービスがはやり始めた頃で、PILOTでも『キャラブロ』というブログをキャラクターで飾ったりブログパーツを置けたりするサービスを提供していました。 で、その時にやってたのが『神保町で働く社長のブログ』。 僕はわりと健全に記憶をなくすという特技があるので(というか最初から覚

          リスク許容度の話

          リスク許容度という言葉があるが、あまり深く考えずに使ってきたなという反省を込めて、今回はリスク許容度というものについて考えてみたいと思う。 意味としてはどこまでリスクすなわち危険や被害を受け入れられるかということだろう。使われ方としては新しい事業の開始や株式など投資をする際にリスク許容度を考えて計画を立てるといったものになる。 さて、ここでお気づきだろうか?実はリスク許容度には2つの指標が入り混じっていることを。 ひとつはリスクそのものの大きさ。100万円の損害と100

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          GWに見ると気持ちが良くなる映画5選

          最近見て、改めて気持ちの良い映画だな、と思った映画を紹介していきます。 1本目は「イエスタデイ」ビートルズが存在しない世界というパラレルワールドに迷い込んでしまった売れないミュージシャン志望の主人公。何気なく友人の前でイエスタデイを歌ったら、、 パラレルワールドもので設定も川口カイジの「僕はビートルズ」と似ているので期待していなかったのが、映画館で見てビートルズ最高!と本当に気分の良い映画でした。 映画後半にサプライズもあるのだけど、2回目Amazonで見て思わず大粒の

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          エニー(Any)という名の新規事業

          エニーの事業理念人生をより豊かに より自由に よりクリエイティブに エニーの基本方針いつでも どこでも なんにでも ワーケーションの手段を提案する (エニーカー) 以上の理念のもとに、新しいエニー事業を立ち上げます。 エニーカー販売事業最初に手がけるのがワーキングカー販売事業。 軽トラックをベースに後ろにオフィススペースをビルトイン。 ソーラーパネルとバッテリーを備え付けることで、いつでもどこでも仕事ができるオフィススペースを実現させます。 リモートワークが推進さ

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          イノベーションのジレンマ〜今まさに起きている電気自動車への転換シフトについて

          イノベーションのジレンマとはイノベーションのジレンマとは巨大企業が新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論。クレイトン・クリステンセンが、1997年に初めて提唱した。 一つ前の会社を作った頃に読んで、非常に納得したことは今でも記憶に新しい。本書は巨大優良企業が革新的なイノベーションを起こすことが非常に難しい、ということを非常に論理的に解説してくれている。(論理とはこういうことだ、ということを見るためにもぜひ読むべき良書) その中に”破壊的イノベーション”という言

          イノベーションのジレンマ〜今まさに起きている電気自動車への転換シフトについて

          言葉の力〜経営理念は作った方がいいという話

          経営理念というけれど、本当にいるの?5年前までの僕は正直、あまり経営理念というものが本当に必要なものなのかピンときていませんでした。 僕は株式会社PILOTというITベンチャーの会社を2005年に設立したのですが、当時からよく使っている言葉がありました。 TAKE OFF WITH PILOT この言葉を合言葉として使ってはきました。この言葉のもつ意味を社員のみんなに話しているつもりでしたし、当然分かっているだろうと思っていました。しかし、僕自身キャッチフレーズとしてな

          言葉の力〜経営理念は作った方がいいという話

          中国の歴史を題材としたマンガ

          僕が歴史好き、しかも古代中国の歴史が何より好きになったのは僕の読書体験からくるもので、今日は歴史好きになるまでの過程で出会った中国の歴史漫画を紹介していきます。 キングダムもはや大人気コンテンツになったので、今さら薦めるまでもないのだけど、この戦国時代から中国統一に至るまでの道のりを真正面から取り組んだのはほんと脱帽するしかない。キングダムから中国史に興味を持った人は多いだろうし、戦国七雄について知った人も多いだろう。 (僕の好きな国は斉。ちなみに趙、魏、韓の三国は元々晋

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          今こそ孔子を学ぶといいと思う

          ・孔子とは紀元前552年ー紀元前479年、中国春秋戦国時代の思想家 ・儒教の祖で日本では道徳で馴染み深い 今年は渋沢栄一が大河ドラマになりますが、彼の著書『論語と算盤』も孔子の教えに従って書かれています。 孔子というと日本文化の根幹にありながら、みんなそこまで掘り下げて考えてないんじゃないかと思う。 日本人にとって孔子の思想=儒教は考え方の下敷きで、みんな無意識に孔子の教えをなぞって生きていると思う。 ただ、無意識になぞるのと意識的であるのとでは天と地ほどの差が出てく

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