映画「オッペンハイマー」
映画館を出て数十分経った今も心が揺さぶられ続けている。
おそらく、おそらく何度も見たい映画ではない。
そしてこの映画の描くものがノーラン監督らしく複雑すぎるあまり、本当の理解をし切れるものなのか僕には分からない。
なんならノーランは観客のミスリードさえ予測しているのかもしれない。
印象的なシーンがある。
広島への原爆投下が成功し、それに対する関係者へのオッペンハイマーのスピーチのシーンだ。
本来戦争を終わらせるはずだった原爆投下成功のスピーチが、戦争の始まりを思わせる軍靴の音