【おうちでフットサル⑳】~ピサーダ(Pisada)~
コロナの影響で家でできることを探している方へ。
【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。
是非頭の中で1回整理してみてください。
そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️
○ピサーダ(Pisada)○
ピサーダはヒール(足裏)で自分の後ろにパスを出すことです。
サッカーでは、よくヒールはテクニシャンのやるプレーだったり、監督に怒られるプレーとしてイメージが強いと思います。
しかし、フットサルでは、選択肢として持っておくことで有効なプレーになってきます。
スペインでは、Pisa!!(踏め)と言われます。
・ピサーダ(Pisada)の説明
*ボールを持っている選手はセンターの方を向いてボールを運ぶ。
*逆サイドへのパスを探りながら周辺視野で同サイドの味方が後ろに降りてくるのを確認する。
(もしくはチームの戦術として後ろに降りてくるチームもある。)
*相手がボールにアタックしてくるタイミングでヒールをする。
*ヒールしたら斜めのスペースへ走り出すorフェイクで止まって間で受ける。
*同サイドの縦のスペースが空いているなら、ヒールをした後にフェイクで止まってワンツー。
・視野の外をどれだけ認知できるか
サッカーでも一緒ですが、特にフットサルにおいては、同サイドを見ることができるかどうかはとても大切になってきます。
この状況で言えばボールを持った選手が左サイドから中へ運んでいるときの左の味方のことです。
中に運んでいくと身体が横向きになり、見えているサイド(右サイド)の2人だけの選択肢になってしまうことが多いですが、同サイドの味方のことも認知(感じる)ことができたらプレーの選択肢が広がります。
○プチコラム○
・俯瞰を養うには
俯瞰。
それは決して才能などではなく、どれだけ全体の動きを理解できているか。
頭の中でイメージできているかです。
だから、フットサルやサッカーの試合をたくさん見て、
「今はこの戦術をするためにここに動いたんだな」
「今この選手はこの動きをしようとしたんだな」
「この選手はなぜここにパスを出さなかったのかな?」
「この身体の向きでどこが見えているのかな?」
と、自分の頭の中でもイメージを膨らませながら見ることでプレー中に俯瞰するためのトレーニングになります。
このトレーニングをしていくことで自分が実際にプレーしている時に、実際には見えていないところも
"頭の中でイメージ" できることで見えるようになってきます。
自分がプレーしている時に見ている目と頭の中で全体の動きをイメージして見ている目の2つを持てるようにしましょう。
プレーできない今だからこそ"頭"を鍛えることができます。
この【おうちでフットサル】も1つの練習教材として使って頂ければ嬉しいです!😊
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説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。
1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。
2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。
皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。
ありがとうございました。