【おうちでフットサル No.27】~パワープレー(This is フットサル)~
コロナの影響で家でできることを探している方へ。
【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。
是非頭の中で1回整理してみてください。
そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️
○パワープレー○
フットサルのパワープレーとは、キーパーも相手陣内まで上がり5人で攻めるプレーのことです。
フィールドプレーヤーが上だけキーパーユニフォームに着替え、キーパーと交代し行います。
自分たちのゴールを完全にがら空きにして攻めるため得点チャンスと同時に失点のリスクも高い戦術です。
負けているチームが試合終了間際に行うことが多いです。
DFのチームはボールを奪ったらすぐロングシュートを狙いに行きます。
攻撃のチームは奪われたらとにかく寄せてボールを外に出したり時間を作り、急いでキーパーに変わります。
スペイン語では、Jugar de 5(5人でプレーするという意味)やPortero jugador(フィールドプレーヤーのキーパーという意味)と言われます。
・パワープレーの戦術(5角形)
今回はパワープレーの戦術の5角形を紹介します。
動き方には、バリエーションがたくさんあるため基本的なものだけを挙げます。
┗ 5角形の特徴
この形だと後ろに3人いてリスクなく後ろでボールを回せます。
前の選手も角に開くことで外側でボールを回し相手のDFの真ん中のスペースに誰かが入っていくのが狙いです。
パワープレーには、基本的に右サイドには左利きの選手が入ります。
(外脚でボールを持てるのでリスクが少ない、ダイレクトで中へパスが出しやすい)
┗ 角に出して折り返す
*どちらかのサイドの角へパスを回す。
(タイミングは相手のフィクソが角の選手へのアプローチが遠くなる時)
*その瞬間、反対の角の選手はセカンドポストへ。
*対角の人がシュートを打ちにマイナスへ入っていく。
*角の選手はできればダイレクトでパス。
(トラップしてからだとDFの対応が間に合う)
*ダメならばまた後ろに返してやり直す。
┗ 角の選手が間に入る
*後ろのサイドの選手が持った時に対角線の角の選手が間に入ってくる。
*逆サイドの選手はサポートもできるし、セカンドポストにも入っていけるポジショニングをとる。
*右サイドで角or間にパスが出たら逆サイドの選手はセカンドポストへ
*やり直したら後ろでサポートする。
*フィクソの選手は逆サイドへ少し広がる。
*相手の重心が右サイドへ傾いていたらフィクソの選手にパス。左サイドで攻める。
┗ L(エル)の動き
*L(エル)の形をつくる。(第17回参照)
*サイドの選手が角へパスを出したら斜めに入っていく。
*フィクソの選手が落としをシュートを打ちにいく。
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説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。
1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。
2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。
皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。
ありがとうございました。