就職しなかった新卒1年目に見た世界。
僕は大学を卒業した年、
いわゆる "新卒" の年に
スペインにフットサルをしに渡った。
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決意したのは、大学4年の春。
短期で行ったスペインでフットボール文化の違いに衝撃を受けてもう行くしかないと思った。
僕の周りは、皆がスーツを着始め、髪を黒く染め、
"就職活動"を始める時期だった。
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迷いがなかったかと言うと嘘になる。
もちろん、スペインには自分が行きたいから行くし、そのためのバイトをしまくり貯めた。
周りの友達が何回も履歴書を書き、
数々の会社に面接を受けに行き、
そして、内定をもらっていく。
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たまに、こう思うこともあった。
「"みんなが"してるのに大丈夫かな、、」
「やっぱ新卒で就職しないとダメかな?」
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僕は日本に生まれ、
日本で生きてきて、
日本ではごく普通の感覚を持っていた。
何も間違っていないと思う。
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そんな不安も残るなか、
無事にお金を貯め、
そしてスペインに渡った。
スペインには自分の想像通り、広い世界が広がっていた。
町を歩く様々な人種の人々、全く理解できないが街中で聞こえる英語やスペイン語、週末にバルでサッカーを見る地元民、、
全てが刺激的だった。
もちろん、一番の目標であったフットサルでは、半端じゃなく素晴らしい経験をたくさんした。
自分の決断は間違っていなかったと今も思う。
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違う国で生活したこと、違う国の言葉を喋れるようになったこと、世界ではどんなことが起こっていて世界の人々は何を考えてるのか知れたこと。
それは自分の中で財産で。
スペイン語が喋れる今、いつでもスペイン語圏の人とは喋ることができるしこれからも世界は前よりも確実に近いところにある。
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そして、僕のなかでもう1つ衝撃的だったのが
スペインに住む日本人の方たちとの出会い
だ。
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もちろん、僕のようにサッカーやフットサルで来た人たちとも仲良くしていたが、スペインにバルセロナに何年も住んでいるという日本人の方たちとも仲良くする機会が多くあった。
そして、その方たちの話はほんとに凄い。笑
お店を経営してる人がいたり、スペイン人相手に単身でカメラマンをしている人がいたり、駐在員で来ている人がいたり、多種多様だった。
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そして、皆に共通して言えることが
ブッ飛んでいる。
ということ。
もちろん、良い意味で。笑
数年スペインに住んで、今は安定しているがやはり来た当初は様々な問題があったという。
スペインは特に滞在するだけでもビザが必要でお金もかかるし、大変なことだらけだ。
下下下積みぐらいの経験をして今がある。
けど、そんな話を今笑いながらしている人たちの姿は僕から見るととてもカッコ良かった。
僕はたかが1年住んだだけだし、結果的に数年定住ということはできなかった。
そのときも自分なんてほんとにヒヨッコだと思った。
そして、思い出した。
「生き方って、人それぞれ自由じゃん。」
当たり前のことを皆が知ってるけど実際に体現してる人は少ないのかも。
辛いこともあったかもしれない、時間もかかったかもしれない、時には死にかけたかもしれない。
けど、最後にあの人達みたいに笑ってられるような人生カッコいいなって思った。
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これを読んでる人は、特に僕より年上の人はこう思うかもしれない
「住んでる世界が違うからだろ。」
当たり前だよ、違うよ。
でも、それは日本から飛行機で十何時間もかかるスペインだからって意味じゃなくて
生きる上で見てる世界が違うんだよ。
僕がそこで出会った人は、
誰も
他の人が歩いてる道気にして
同じとこに行けばとりあえず安心
とか
ゴールのとこまではっきり見えてる道を
ただ歩いてるんじゃなくて
自分の立ってるところだけ見て
分かれ道とか先が見えない道を
自分の想いで進んでってるんだよ。
そもそも話してるステージが違うんだよ!
って言いたい。
長くなったけど。
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別に海外に住むのが良いと言っているわけじゃないけど、僕の意見としては自分がこれからどうしたら良いのか悩んでる人は海外に行く価値はあると思う。
外から見る日本はまた違って見えるはずだから。
海外はみんなが自分のやりたいことをやってるから。
良くも悪くも。
だから、自分はこうあらないといけない。
っていう、考え方のちっささに気づく。
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人生自由なんだからどうあったっていんだよ
って、どんなに僕がここで心を込めて言っても
半分も伝わってないと思います。
僕は本気でそう感じてこれからの自分の人生で示していきます。
今までもそうだったかもしれないけど。笑
もし、僕の言葉を聞いて心に響いた人がいるなら
嬉しいです。ここで書いた意味がありました。
もし、あまり伝わってないけどなんか引っ掛かってる人がいたら
自分の目で確かめてきてください。
それだけでも人生の見方が変わると思います。
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生きてる人の数だけ道があるんだから
その道を自信持って歩けばいいじゃん。
Footballを通じて人間として成熟する。 これが僕の信条です。 僕は挑戦を続けます。 皆さんと胸を張って向き合えるような立ち振舞いをしていきます。 僕のその姿が、誰かの力になるように。