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子どもと関わる大人を応援する


大人に伝える難しさ

企業に勤める自分の経験から、「判断をするときに相談する相手がいない」と思っている組織の上層部にいる方々や、板挟みの中決断し物事を前に進めることが求められる中間管理職の方々は、話を聞いてもらうパートナーやコーチが非常に有効に活用されている企業が、昨今は増えてきている。コーチングの導入企業が増えてきている。
ふと、教育現場に目を向けると、担任の先生の方々はまさに同じように「相談する相手がいない」「弱みを見せてはいけない」「孤独感を感じている」などを感じていると声を上げる方にお会いすることがあります。けれども、そのようなことを思ってはいけないとすら考え、蓋をすることが当たり前の世界だ!このようなことを口に出すことは弱いことだ・否定的な発言だなどと考えてしまっているように思います。
そして、教育現場の先生方は日々やることに溢れており、時間が文字通り分刻みで動いている方々が多くいらっしゃいます。今の教育現場で受けている声は5~10年前の企業でのコーチング導入時にも同様の声を聞いていました。「自分よりも部下のAさんにやってあげて」などという声も聞いていました。学校の先生と話すと、「生徒の考えを引き出すためにコーチングスキルは重要だよね」とお話しいただくこともあります。どの先生もすごく生徒さんのことを考えていらっしゃることをひしひしと感じます。

経験したことないものは、実施まで時間がかかる

コーチのような関わりを実施する場合には、一般論として、ぜひスクールのような場所で集中的に学び・経験することをお勧めします。学校の先生方は教育法という切り口で様々な学級運営や生徒との関わりのためのスキルや研修なども経験されていますが、座学があっという的に多いと感じています。研修などでは時間の制約の関係で、実際にやってみる経験や体験する経験が不足しがちになってしまいます。自分の研修を考える際に、体験やその振り返りを組み込もうとした際に20-30分取る必要があり、説明の時間との葛藤があります。

コーチングを体験する場を作りたい

教育現場において、コーチングを個別の先生へ提供するということに対して、教育関係外にいる自分からはハードルを高く感じています。けれども、コーチングを受ける機会があると今よりも輝ける・苦しみが減ると感じる瞬間を体験していただけると信じています。コーチングが素晴らしいということだけを伝えたいわけではなく、教育現場にいらっしゃる方々が自分の中に持っている想いを一緒に見つけられるということをお伝えしたいと思っています。

今後の展開として

教育現場に立っていらっしゃる先生方、幼稚園教諭の方々、保育士の方々に無料または少額でコーチングの体験会を通じて味わっていただく活動を開催していきます。
その後は、単発のコーチング体験だけではなく、継続的に自らを変化・成長に繋げていけるような枠組みと場づくりを考えています。
これまでにも多くのコーチが協力を申し出てくれていますので、準備自体は着々と進んできています。

この活動に企業の社会貢献の一環として協力をお願いしたい

昨今の企業による社会貢献活動として、企業の社員が学校に出向いて専門的な授業やキャリア教育を実施することや、児童・生徒を企業の施設に招いて学校では感じ取ることができない現場の雰囲気や大きな施設などを見学することに協力されているのを拝見し、大変感銘を受けています。例えば学校の先生が自分のやっていることに誇りを持ち、子供たちに自分たちがやっていることや生き方に誇りを持つことの大切さを言葉だけでなく、普段の生活や態度などを通じて届けることができるとしたら、学校生活を通じてどのように成長すると思いますか?そんな思いからコーチングを学校の先生や幼稚園教諭・保育士へ届けるという活動は、結果的には子どもたちへ必ず伝わるものはずです。私は、甘いとご批判を受けることを覚悟の上で、活動(特にコーチングを受ける費用)の一部を企業の寄付から実施できるように仕組みを作っていきたいと考えています。
限定するとより運営が難しくなることも承知していますが、最終的には、企業が事業所を構えて活動する地域・自治体をベースに企業からの支援が地元の学校・幼稚園・保育園で働く方々に伝わるようにしたいと考えています。特に製造業などで工場や倉庫の所在している企業から支援をいただき、その地域・自治体の学校・幼稚園・保育園で働く方々へコーチングを継続的に届けることができると、その影響は企業の従業員のお子さんが通う学校かもしれません。その結果としてお子さんへの良い影響や、お子さんがご家庭に戻っての会話の質の変化、ご両親の仕事への興味関心などへとつながっていく可能性が秘められていると思っています。

企業の関係者の方の中で、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければ幸いです。






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