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本の感想まとめ

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本の感想を書きました。
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#おすすめ本

【小説レビュー】有川浩『塩の街』を読みました。

小説家・有川浩さんの作品はいくつか読んだことがありました。 『阪急電車』『三匹のおっさん…

夢の世界でのつながり。小説『クジラアタマの王様』を読みました。

珍しい小説です。 絵が挿入されていて、小説の中できちんとした役割を持っています。 いつも通…

誰かに勧めたいな。小説『強運の持ち主』を読みました。

小説「そして、バトンは渡された」の作者さんの作品です。 良い本に出合ったら、その作者の別…

駆け引きと裏切りが白熱!『さよならの言い方なんて知らない。6』を読みました。

「さよならの言い方なんて知らない」の第6巻が上梓されました。 5巻で架見崎の世界の秘密が暴…

階段島シリーズ第3弾!『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』を読みました。

『いなくなれ、群青』で始まる階段島シリーズの第3弾を読みました。 タイトルから10代の叫びが…

おすすめ社会派小説4選!

社会派小説を読んでますか! ちょっと難しいイメージもあるかと思いますが、 読んでみると、序…

双子に宿った不思議な力で立ち向かえ!『フーガはユーガ』を読みました。

伊坂幸太郎さんの小説は、私が高校生の時から読み続けています。 文庫版が上梓される度に読んでいます。奇抜な設定、キャラの濃い登場人物、キレイな伏線と回収、、、など面白いところがたくさんあります。そんな面白さの中から、本記事では、『フーガはユーガ』でも登場する「伊坂作品の悪人」について書いていきます。 あらすじ 優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして…。 伊坂幸太郎史上 もっとも切なく、でも、あたたかい。 僕たち

友情努力勝利の原点!?『描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマ…

マンガ家は職人だなって思いました。少年ジャンプのこと、マンガのことがもっと好きになりまし…

秘密が絆を強くする?本屋大賞受賞作『かがみの孤城・上』を読みました。

私が『かがみの孤城』を知ったのは2017年9月だった。 『かがみの孤城』の作者の辻村深月さんと…

読書の価値がここにある!!『人生は20代で決まる TEDの名スピーカーが贈る「仕事・…

出会ってよかったと思える本でした。 学生から社会人になるまでに、勉強法の本、就活対策本な…

風が吹けば桶屋が儲かる?!道尾秀介『風神の手』を読みました。

一気に読みました。めちゃよかった。。。 最近の道尾秀介作品の中で一番好きかもしれない。 …

シリコンバレーのレジェンドの教え!『1兆ドルコーチ』を読みました。

質問をするだけではなく、質問される側-答えを求められる側-にもなりはじめ、教えること、答え…

カレーのつくり方からロジカルシンキング?!『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で…

おすすめしたい本に出合いました。 特に、ロジカルシンキングを知りたい、鍛えたいと考えてい…

伊坂幸太郎『残り全部バージョン』を布教させてください!!

普段、本を読まない人にお勧めしたしたい本があります。 伊坂幸太郎さんの『残り全部バケーション』です。 一文目からシュールです! 「実はお父さん、浮気をしていました」と食卓で、わたしと向かい合っている父がいった。桜の木を折りました!と告白する少年さながらの爽やかさだ。p8 裏稼業の登場人物が微笑ましいです! 「大丈夫ですかね」助手席に座る俺が言った。「当たり屋」を思いつきでやるのは、利口とは思えない。 「おい、高田、俺の腕、信用できねえのかよ」溝口さんがバックミラーを