「不安と焦り」をありがとう
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
同年代の成長感に焦りを感じている漢、刑部賢矢です。
先日、社内のSEMコンサルを育成するプロジェクトととして「SEM Boot Camp(以後SBCと表記)」が開催されました。
そのプロジェクトに同年代の友人が参加したんですが、彼は2日間、尋常では無いレベルでコミットし続け、本気で向き合いましたが…
結果は惜しくも不合格。
本当にお疲れ様でした。
ただ不合格ながら、彼は確実に成長している姿を僕や周りの同僚達に見せつけて、コンサルとしての信頼を積み上げた気がしています。
勇ましいと言いますか、頼り甲斐があると言いますか。
僕はその姿を目の当たりにして、少し…いや、本音を言うと自分が自分で居られなくなるくらいの焦りを感じたんです。
その事について今回は書いていければと思っています。
彼との関係性
まず今回の記事を書く前に、彼との関係性を簡単にまとめた方が、僕の焦り・不安の根源は何から来ているか伝わりやすいと思っています。
彼との出会いは現職の2ヶ月目にあたる2021年の5月。
案件引き継ぎを始めコンサルのコの字もわからないまま、日々奮闘する生活を送っていた時期に、彼がジョインしてきて、「留学行けなくなったからこの会社入りました。」的な会話を最初にした覚えがあります。尖り過ぎだなと思いました。w
その時の印象は、「こいつ本当に同年代(タメ)か?顔イカつくね。それに落ち着いてるし、尖ってるし。壁しか無い。」といった感じで警戒心しか無かったです。w
※これから負け惜しみ的なニュアンスの強い(しかない)悔しい悔しい記事を書くので、冒頭部分でディスらせて下さい。こうでもしないとやってられないのです。
確か出会って3ヶ月くらいは、お互い敬語で話していた記憶も。。。
ただ、2か月しか入社時期が違わないので大体の事は共有できた事もあり、いろんな話をする仲に。
分析の当て相手になってくれたり、今日のアポで起きた事件や、しくじった事、恋愛の話し・将来の夢も恥ずかしげもなく全力の熱量で語れる相手。
僕の中ではトップクラスの信頼持ち。
そんな彼に、今回僕は、忙しなく襲ってくる不安感を抱かされ、焦らされることに。
そのせいで3連休が3日間続く悔しさを噛みしめる時間になりました。
彼の放った一言で、僕の世界が様変わりした。。。
前述してい通り、SBCを惜しくも不合格で終えた彼と、喫煙所で話していた最中事件は起きた。
この会話を見るだけだと、伝わらないと思うんですが、僕からしたらこの発言の真意が深すぎて、そして僕にとっては、顔面にパンチを食らったぐらいのインパクトがあり、彼との立ち位置に大きなGAPがある事を思い知らされたんです。
まず僕は、なんで合格しなかったのか、何が足りない為に落ちたのか聞いて、僕も出来ているのか知りたかった。
だから、「○○は今回、審査員になんて言われたの?落ちた理由とかって聞けたりした?」と聞いたわけだし、当然彼が、理解しているとも思っていないままに、質問した。
ところが彼は、審査員の言っていた事が、当てる前から分かっていたという。
そして足りないものは「時間」だけだったとこの後に言った。
フィードバックがわかり切った状態でのアウトプットに彼は彼で悔しさを感じていたための強がりだったかもしれないし、そもそも理解していたというより、輪郭だけ掴んでいた位のレベルだったかもしれないんだが、僕は、自分と同じ世界線に立っていない彼を目の当たりにして、何も言えなかった。
「僕ならわかっていたのか。その場所に辿り着いていたのか。」
不安で不安で、僕が僕でいられなかった。
直近、案件での成果は出し始めているし、いろんなプロジェクトにも参加し始めており、自分としては成長しているつもりだったのだけれど。。。
彼の発言を聞いて、自分は心底甘い評価軸の中で自分自身を見ていたんだと気が付きました。
自分自身、まだまだ成長しないといけないと意気込み、ひたすら前だけをみて頑張ってきた1年でしたが、ふと横を見る機会を頂いた時、僕の横に彼はいない事に気づいたんです。
遠くを見過ぎて、2か月歴の違う彼が僕を追い越した瞬間を僕は気づけずにいました。
「いつからそこにいたんだ。いつ抜かれたんだ。いや、初めから僕が後ろだったのかもしれない。」
同じ部署じゃないだけで知り得なかった彼との立ち位置の違いを、今回知ってしまったんです。
悔しいですが、2年目を迎えたこのタイミングでこの感情を抱けたことは、今回得た唯一の収穫です。
じゃ、どうする?
悲観的な感情になりつつ、現状を冷静に分析した結果、彼に出来ている事との差はあるにしろ、僕にも勝てる・出来ている事は何なのか考えた時に、今後のアクションでアドバンテージになり得るものが見つかった気がしています。
負け惜しみ感の強い2項目を絞り出すしかできなかったですが、”いまはこれだけが彼に負けない武器”かなと思っています。
➀に関しては有難い事に、媒体の数字の半分近くを僕が引っ張っている状況を経験させて貰えていて、これは滅多に経験できないプレッシャーと責任感を持たせて貰えている気がします。
彼のチームは、SEMという事である程度の企業がほぼ確実に出稿を考える媒体の為、チーム全体の数字を一挙に背負う経験をすることがないと思うんです。
そもそもの金額感で言えば、彼の方が売上上げているので、これまた負け惜しみ感強いんですが、%で言うとこんなにもしびれるQは僕だけが味わえる特別なものだと理解しています。
このチャンスを生かさないと僕のいる意味は皆無だと思っているで、死ぬ気で拡大する為の日々を過ごしたいと思っています。
➁に関しては、彼も別の活性化にいますが、僕の所属する活性化グループは最近できたばかりの基盤が脆弱な組織です。
このなかで僕が熱狂する事、これこそが勝算かなと。
基盤がないから、ミスもするし運営も機能中くなり、よくわからない理由で滞ることが多々ある。
だからこそ、僕がじたばたする事で地盤を固め、僕が動き易い組織を作る事が出来ると思うんです。
僕が動き易いと言っても、僕が好き勝手に出来るとかではなく、ある程度、やりたい事ややれない事を理解しながら最大化出来るというニュアンス。
組織を強くする、円滑に回すを言う事は今までトライ出来ていないミッションだったし、僕の直属の上長も参加している中で、この人より動き回り、プレゼンスを発揮する事で得られる経験は大きいと思う。
以上の2点では僕の勝算は高いと思う。
ただ、不安・焦りの原点から目をそらしてはいけないので、そこに関しても、しっかりと対策していく。
分析が苦手なので、思考時間を長くするために、作業となっている部分を排除。
Excel→Tableau、PPTから自動資料更新、アポ参加→アポ参加期間・時期の交渉などが出来るし、業務をもっと圧縮できる筈。
マネージャー陣は仕事量が恐ろしいほどあるはずなのに、僕より早く仕事を終える。
仕事が出来る=仕事を早く捌く、は含まれているはずなので、2年目はここにチャレンジ。
自身の仕事の理解や媒体理解は、業務外でも出来る。
例えば広告関係の本を読んだり、記事を探したり、人の話を聞いたり。
人間には24時間365日しか時間がない。学ぶ量が少ないなら時間を作るしかない。ここはロジックじゃなくて気合で頑張ろうと思う。※気合でやるからいけないのかもしれない。。。
総じて、僕はまだまだ実力が足りないし、見えている世界が狭い。
立ち止まる事、甘んじる事、慢心する事。
成長曲線に邪魔なので、不安・焦りを解消する為にコミットする。
同じ悩みを持つ皆さんへ
僕は、今回凄くきつい経験をしました。
多分、現職の会社に入って一番きつい一週間だったと思います。
※今回の事だけではないんですが。。。
皆さんも、僕のように自分の成績・経験値・成長に不安を抱いている方、焦りを感じているか方がいるんではないでしょうか。
少なからず、僕はそんな悩みをもって苦しんでいた人を僕を含め複数人見てきているので、同じ悩みを持っている人もいる前提で話ますが、こればかりは行動するしかないと思っています。
不安や焦りの根源は、自分自身の感じている本当の自分の弱い部分に対面する事で生まれるので、それを見なかった事にすると、当然の事ながら、解消の糸口は見えず、自分自身の記憶から消えるまで付き合い続けないといけない問題がある。
なので、逃げ出したい気持ちも十分すぎるほどわかりますが、少しでいい。
少しだけ立ち向かう事をおすすめします。
逃げたくなったら、逃げるんじゃなくて避けるぐらいで。
その時受け止めきれない想いがあれば、僕みたいに悔しい気持ちを書きなぐってもいいし、話せる人に話してもいい。
時には泣いてもいい。
僕は金曜、一人オフィスで大泣きした。
逃げるのはカッコ悪いと思うなら、その瞬間だけ避けて受け止めれるときに受け止めたらいいと思う。
頑張る=必死に向き合うではなく、必死に向き合える方法を探すために、少し立ち向かうでいい。
全部逃げてしまうと、どうなるかも僕は経験している。
戻るのが難しくなり、しんどくなり、他の事から逃げたくなる自分が気づかないうちに生まれてしまう。
頑張んなくていいから、少し、少しだけ向き合う事で、次のアクションをその中から探してほしい。
一人が無理なら僕みたいな人間を使うといい。一緒に試練を乗り越えよう。