脳産物のプライオリティー
統合失調症では、脳産物と現実を分けることが難しくなる。
それは、統合失調症では脳産物のプライオリティーが1番になり、現実のプライオリティーが2番になるからだ。
現実の立ち現れのこちら側に、脳産物が立ち現れる。
しかし、何度も脳産物を経験するうちに、このプライオリティーを本人は無視できるようになる。それが病識があるということだ。
カクテルパーティー効果のように、現実社会のこちら側に重ね描かれた脳産物はプライオリティーが高く、それに集中する。当事者は現実のカクテルパーティー効果を失うが、脳産物にたいするカクテルパーティー効果が現れる。
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