部屋に反響する破裂音。 日本国内で聞くのは我々の様な一部の人間に限られるであろう銃声。 今この瞬間、私は二度に渡り人を殺めた。 今回は兵士と兵士の殺し合いではない。 愛する人を守る為に自らの意思で、2度引き金を引く。 日防陸軍を退役して、18歳以来の真に自由な空間。思えば激動の二十代だった。自衛隊の国防軍への再編成。今は世間から日防軍なんて呼ばれている。その一年後に国内でテロリストと戦闘になるなんて誰が予想できただろう。 30歳になって歩兵の仕事について行けなくなった私に
今回は私がサバゲーや実銃を撃つ中で考察し、現時点で見出している『射撃の本質』について書いていこうと思います。 射撃の本質、それは“如何に一ミリの誤差もなく機械的な動作を再現できるか“です。つまり天地がひっくり返るようなストレスがあってもこれを再現しなければ当りません。 そもそも射撃とは銃火器を使う人が(射手)自ら目標を選定し(人、動物、その他物体など)銃火器の機械的な動作を持って弾丸を飛翔させ目標に命中させることを指します。 では射撃に必要な要素とは? それは視界、射
武器操作に関しては流派、背景、時代、個人の考え方によって様々な技術が情報として転がっているこの時代。 サバゲーマー、タクトレーナー、または現職の皆さんは人を介して情報を得てそれを我が物にするため訓練していることでしょう。 しかしながら武器を操作する上で何が本質なのか?これを言語化して訓練するところは少ないと思います。なぜなら数をこなして筋肉に記憶させた方が指導者としては楽だからです。学んだことをそっくりそのまま訓練すればいいだけですから。 技術を言語化するだけで大きく違
猟、クレー射撃、競技射撃、一部には関係ある戦闘射撃…様々な状況が考えられますが、果たしてこの状況別に銃操作は異なるのでしょうか? 答えは否、だと私は思います初めまして、Kentyと申します。今回私が書かせて頂くのは経験や教育を元に考察したあらゆる状況下でも安全に取り扱う為の銃操作の理論です。 まず原則として、人は見たものに対して、あるいは見た状況から予想される状況に対してのみ反応をします人が見たモノの中から安全な方向等を判断して実行しますが、完璧に管理された場所(射場)で