複数の言語を同時に学ぶことについて
みなさんは外国語をいくつ同時に学んでいますか?
僕は最大で3つの時期がありました。
今年の春夏頃、フランス語、ドイツ語、アラビア語の3つです。
その後、ドイツ語のみの期間が続いて、今はまた3つになりつつあります。
今回は、複数の言語を同時に学ぶことについての自分なりの考え(言い訳?)を綴っていきます。
効率は良くない
複数の言語を同時に学ぶのはやはり効率は良くないと思います。
ポリグロットと呼ばれる多言語話者の人たちもほとんどの場合、複数の言語を同時に学ぶことは勧めていません。
彼らの多くは、例えば2年は言語A、その後の2年は言語Bのように、ある程度の期間を1つの言語に絞って学習しているようです。
おそらく「効率よく身につける」という意味では1つに絞った方が良いのだと思います。
それでも僕は、別に複数の言語を同時に学びたければ、学んで良いのではないかと思っています。
興味に従う
語学って縁みたいなところがあると思うんです。
この言語いいな
この国ではどんな言語が話されているんだろう
この文字を使った言語はなんだろう
ある時「ふっ」と湧いた興味は大事にしたいものです。
「今こっちの言語を学んでいるから」と言ってせっかく湧いた興味を抑えてしまうのは非常にもったいない、と僕は思います。
以前noteで以下の記事で「英語もできないのに○○語なんて・・・」という言い訳はおかしいといった内容を書きました。
「今こっちの言語を学んでいるから」というのは「英語もできないのに・・・」というのと本質的には同じ言い訳だと思います。
英語に限らず今手元にある言語を言い訳にして、新しい言語に挑戦しないのはもったいないのではないかな、と個人的には思うわけです。
語学熱が高いうちに打て
以前読んだ齋藤孝さんの読書関連の本で、積読にならない方法として「買ったらすぐカフェなどに入って数ページでもいいから読んでみる」というのが紹介されていました。
これは要するに本を買った直後は読みたいモチベーションが高いけれど、買ってしばらく放置してしまうとそのモチベーションがどこかへ行ってしまうからです。
熱が冷めないうちに、少し読んでおくことで「続きを読みたい」という気持ちをキープできるということですね。
これって語学にも当てはまると僕は思っています。
ある言語に興味が湧いたら、その熱が冷めないうちにWikipediaで概要を調べたり、本屋に行って入門書を手に取ってパラパラめくってみる。
そうすることによってちょっと調べて満足するのか、学んでみようという気持ちになるのか判断することもできます。
三日坊主でいいじゃないか
今まで色々な言語をかじってきましたが、ほとんど続かなかった言語もあります。
そして最近「続かなくてもいい」のではないか、と思うようになりました。
岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」という本の中で、惹かれるものがあったらとりあえずやってみる、そして「三日坊主でもかまわない、その瞬間にすべてを賭けろ」(p.57)と書かれていてこの言葉に衝撃を受けました。
何か1つのことを続けることが美徳とされている中で、この言葉にはすごく勇気をもらいました。
これは語学にも言えると僕は確信しています。
たとえ続かなかったとしても、その言語へ湧いた興味を大事にし、とりあえず学んでみる。
それでいいのではないかなと、僕は思います。
まとめ
最後までお付き合いありがとうございました。
読んでいただいてお分かりかと思いますが、僕は語学にはもうあまり効率を求めていません。
興味に任せて、ふらふらとしています。
たとえある言語を学んでいたとしても、他の言語に興味を持ったらそちらも勉強してみる、それでいいのではないかなと思います。
僕は今日もその瞬間を楽しむべく語学してまいります。
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