質問の仕方

プレジデントオンラインか何かだったと思いますが、最近の経済学者野口悠紀雄のポストで、AIを賢く使うためには質問力が大切で、その質問力は勉強することによって育まれる。という内容のものがありました。

もっともだと思いますし、だからこそプロンプトエンジニアなる職業も生まれてきているのでしょう。

知人のシステムエンジニアと意見交換しておりますが、全面的にAIに頼ってシステムを開発するとして、どのようにコードを出させるかは質問の仕方により、そういった質問をすることこそプログラミングに他ならないので、結局何も変わらないという意見がありまして、それもその通りだと思います。

私としてはシステムを組み上げるために調べる行為がインターネット検索からchatGPTになったとしても、調べる行為そのものは同じですので結局何も変わりません。

例えば、企業なり個人なりがシステムが欲しい場合。

「欲しいから出して。」と言っても何が欲しいのかわかりません。

「これこれこういうことをしたいから、こういうルールで、こういう動きを実現して、こういう結果を得られるシステムを出して。」そのように質問する必要があります。

ところが、その質問を自然言語でなくプログラム言語で書くかどうかの違いだけです。なので、大きくは変わりません。

一方で、次のような質問をchatGPTに投げかけてみたとろこなかなか優秀な返答もありました。

【質問】
不思議に思ってることがあってさ。

エンジニアがこの先40万人足りないっていう話で現時点でもエンジニアたちの転職が活況のようなんだよね。

でも、一方でgptの登場で戦々恐々としているエンジニアは多いわけで。

それって矛盾してると思うんだけど、どう思う?

【回答】
確かに、エンジニアの需要が高まり、同時にAI技術の進歩によってエンジニアが置かれる状況も変わっているため、矛盾があるように見えます。ただし、エンジニア不足とAI技術の進歩は、異なる要因によって引き起こされるものであり、相反するものではありません。

一方で、エンジニア不足は、現在の技術やビジネスの進化に追いつくために、エンジニアが必要とされる範囲が広がったことが原因の一つです。また、AI技術はエンジニアにとって新しい課題を生み出すこともありますが、それはエンジニアが技術を学び、進歩していくための機会でもあります。つまり、AI技術が進歩することでエンジニアの役割は変化するかもしれませんが、エンジニアの需要自体は減少しない可能性があります。

結論としては、エンジニア不足とAI技術の進歩は、相反するものではなく、異なる要因によって引き起こされるものです。エンジニアは常に技術の進歩に対応しながら、自己啓発を続けることが求められます。


このようなこともまた確かに言えると思います。

なので、野口悠紀雄が言ってることもchatGPTが言ってることも恐らく正しいのでしょう。さて、どうしましょうか。

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