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世はまさに大昆虫時代!!

今回の部員日記は経済学部2年関根健斗が担当させていただきます。

早速ですが、皆さん昆虫を食べたことはあるでしょうか。昨今世間では昆虫食が食糧危機の救世主として注目を集めています。徳島県の高校の給食でコオロギ粉末を使ったメニューが導入されたというニュースは記憶に新しいと思います。
そもそもなぜ昆虫食が流行っているのかというと、ほかの食材には無いメリットがあるからです。

メリット①栄養価
昆虫は肉や魚に比べて良質なタンパク質を多く含んでいます。エネルギー源となる脂肪酸やミネラルも豊富に含んでおり、栄養源としても期待できます。筋トレ後には持ってこいですね!

メリット②環境面
昆虫は牛や豚などの家畜と比べて飼育の際の環境負荷が桁違いに小さいことで知られています。コオロギを例にとると、食べられるようになるまで育てるのに必要なエサの量は、牛と比べると5分の1、水の量は77分の1、飼育によって排出される温室効果ガスは1780分の1ほどです。なんてエコなんでしょうか!

メリット③生産面
種類によって1週間から1か月ほどで成長し、出荷できるようになるため、生産効率が段違いに向上します。また、パウダー状にしたりペースト状にしたりと加工しやすいため、食品に振りかけたり、練り込んだりすることができます。ご飯のお供としてコオロギふりかけが登場する日も遠くないかもしれません。

このように昆虫は理論上最強のスーパーフードなのです。しかし、昆虫食は一般大衆への普及とまでは至っていません。なぜなら、言わずもがなかもしれませんが、見た目がキモイからです。昆虫なんて見るのも嫌なのに食べるのなんてもってのほかだと思う人がほとんどでしょう。ですが、冷静になってみれば、私たちが普段食べている食材の中にも気持ち悪いものってあるとおもいませんか?
例えば、エビです

この見た目、違う星から来たと言われても不思議ではありません。

よく見たらほぼ虫じゃないですか?
しかも、虫より何倍も大きいですし、こんなのが家の中に出たらひとたまりもないですね。
しかし、皆さんは普段エビに気持ち悪さを感じることがほとんどないと思います。それはエビ=おいしいということが頭に刻まれているからだと思います。一方、昆虫の場合、昆虫=キモイという認識でしょう。エビの場合は見た目よりも味のイメージが先行し、昆虫の場合は味よりも見た目のイメージが先行しているのです。
つまり、人間は昆虫の美味しさを知り、長い年月をかけその見た目に慣れ、見方を変えることができれば、忌避すべき存在ではなく食材として認識できる日が来るのかもしれません。

皆さんもこれを機に、昆虫に対する見方を変えてみてはいかがでしょうか。

今回の部員日記は以上になります。拙い文章でしたが、ご一読ありがとうございました。

P.S.
昆虫食支持派のような書き方をしましたが、そういう訳ではございません。確かに、幼い頃祖母の家で食べたイナゴの佃煮は美味しかった記憶があります。しかし、バッタ系ならまだしも芋虫系なんかは絶対にNGです。

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