初めてドバイに来て思ったこと
ドバイに来て2日が経ちました。徐々にここがどのような場所なのかが見えてきたので、ここで少し実際に見て感じたことなどをまとめてみようかと思います。
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とあるデータでは、ドバイに住んでいる住民の8割は外国人だと書かれていました。コロナ禍で多少の変動はあるかと思いますが、実際そうなのだと思います。アラブ首長国連邦の一国だけでこれだけの経済を動かすことはなかなか厳しいと思いました。
ただ、外国人といっても日中韓の東アジアや欧米の人は全然少数でした。これは行き交う人の顔や服装を見た僕の所見ではありますが、アラブ系の人達が多く、アラブ首長国連邦だけでない中東など周辺地域からの移民が多いのだと思いました。
世界の発展地域を見ると、キリスト教国の欧米や仏教・儒教の東アジアが目立ち、イスラム教地域の発展都市はあまり多くないことに気づきました。そうした宗教的背景もドバイを支えているのかと思います。
ちなみに英語はどこでも通じます。街中にはアラビア語と英語が併記されており、アラビア語が全くわからなくても問題なく生活できると思いました。
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初めて訪れるイスラム教地域には驚きがたくさんあります。敬虔な教徒は男性は白の、女性は黒のスカーフに身をまとっており、そういった光景も街に溶け込んでいます。
また、アラビア文化自体も街に溶け込んでおり、建物の外装や内装に細かい工夫が施されています。至る所でここがアラブなのだと実感させられます。高度に発展しても、合理性だけを求めるのでなく、文化を大切にしていくのはとても良い事だと思いました。日本は、東京の高層ビル群や地方の大規模ショッピングモールのように、どれもハンコを押したように画一的なものだらけになっているので、少しは見習ってほしいことです。
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ドバイは暑いだけでなく、砂やヤシの木が多く、「砂漠の都市」と言われてる理由がよくわかりました。高層ビルが林立する最先端都市ではあるけど、東京やロンドン、ニューヨークとは全く違い、かと言ってシンガポールや深圳とも違うと思いました。
ここは砂漠の中のオアシスです。空き地は土ではなく砂。ふと道端を見ると砂が溜まっており、雲はなく、遠くがモヤモヤとしか見えません。全体的に「黄色」です。高層ビルの地域もあるものの、基本は2階建て程度の建物が続く街並みで、街の規模もそれらの都市と比べても全然小さいものでした。
暑さについては、息もしづらいくらいの暑さで、真夏の東京にも近いものを感じています。歩くのが好きな僕が、極力外に出たくないと思うくらいです。そんな中、建物の中はクーラーガンガンで極寒です。人々は気温差20度近くの往復を日々していると思うと、身体の強さを感じます。
ちなみにマスクはしていません。ショッピングモールや電車では着用するように言われるものの、外ではほとんどの人が付けていません。暑くてマスクどころじゃないですからね。
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以上がこの2日間で見たドバイの光景です。たった2日間でこれほどのことが見えてくるくらいドバイというのは他と異なる興味深い地域だとわかりました。
またひとつ僕の中の世界が広がった気がするし、まだ2日間残っているので、引き続きこの街を解剖していこうと思います。
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