アイデアが枯渇してきた
長い人生の中での「やりたいこと」を探すことはとても難しいものです。
これは僕自身もこの一年間ずっと考えてきましたが、未だにあまり明確に「コレ!」と言えるものがありません。
対して、すぐにできるような「小さなやりたいこと」というのは誰しもポンポンと浮かんでくるものです。それを如何に掴んで離さないか、ということは一つ大事なことだと思います。
例えば、インスタで見つけた美味しそうなスイーツを食べにいきたい、人から勧められたあの本を読んでみたい、などなど。
これらを実現することは満足感に繋がるし、生活が少しだけ充実したものになるかと思います。
何か大きな実現したい目標を持っているなら、それを我慢してでも目の前のことに集中することも必要でしょう。
しかし、自分の感情や精神的な部分をコントロールするために、そういった目の前の小さなやりたいことを着実に掴むことも大切だと思います。
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上に挙げた例はどれも「受け身」な体験です。
何かを提供してもらう、知的好奇心を満たす。これらは「インプット」と置き換えられますが、逆に「アウトプット」できる「小さなやりたいこと」とはなんでしょう。
例えば、がんばったあの人にプレゼントをあげる、得意な料理をみんなに振る舞う、などなど。
自分のお金や時間などの資源を犠牲にしてでも、誰か他の人に奉仕したい、という感情を持つこともあります。見返りを期待せずに。
人は一人では生きていけないし、生きていたら当然誰かに何かしら迷惑をかけていることになります。だから、誰かに恩返しする=利他的に行動する、という行為もゆくゆくは自分の感情や精神的な部分をコントロールするために、必要となってくるのでしょう。
少し話は逸れますが、とあるデータでは、日本の高級菓子店では、売上の大半は自分用ではなく「菓子折り」などの贈答用として購入されるとのことです。
見栄という別の意味合いは一旦置いておきますが、純粋に「人のために何か良い物・事を奉仕する」という感情は人間として一般的なものなのだとわかります。
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僕は最近、このアウトプット側の小さなやりたいことがあまり浮かべずにいます。
海外生活にも慣れてきて、徐々に刺激量が減ってきてしまいました。それが、何かやりたいことに結び付かなくなっていると感じることがあります。
最近はWebアプリケーションの勉強をしていることもあって、何かサービスをつくろうと思っても全然何も思い浮かびません。
以前、LINEスタンプを2ヶ月かけて制作したようなあの熱狂や集中を再び実現したいと思っているものの、残念ながら現時点でアイデアはありません。
プログラミングやWebアプリといったものは、つくりたいものがあったほうが学びが早いと言われているため、身を持って学びができていないんじゃないか、といった懸念もあります。
そもそも自分が欲しいと思ったものは大体同じものを誰かが既につくっているのです。
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僕が好きな高城剛氏は常々「アイデアと移動距離は比例する」と言っています。
住居を持たず世界中を転々としながら生きている彼は、その各地での体験を持ってアイデアを生み出し、今まで数多くのクリエイティブな仕事を手掛けてきました。
僕はクリエイティブに生きていくことがひとつ人生の目標です。AIがどれだけ性能を上げてとても優秀なものを生み出せるようになっても、人は人が生み出したものに気持ちを寄せるものです。なぜなら、そこにはストーリーがあるから。
どこに住んでいるか、ではなく、どれくらい移動したか、で自分なりにアイデアを生み出し、行動していきたいと思っています。先月、フランスとドイツに行ってきて、いろんな感情を持ったため、まずはその思いを再認識してみても良いと思いました。
最近の僕は、氷点下の気温の中、外に出るのが億劫になり部屋に篭りがちになっています。
しかし、少しでも外に出て、まだ見ぬ景色に感動したり、初めて会う人とのコミュニケーションを楽しんでいきたいと思っています。
そうして生まれたアウトプットできる「小さなやりたいこと」というアイデアをもっと大切にし、自分なりのクリエイティブにしていきたいものです。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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それでは、また明日お会いしましょう!