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渡航前日の緊張感【海外就職への道42】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、コロナ禍でなかなか渡航できなかったフィリピンへもついにあと一日に迫った日についてお話しします。

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2022年1月、翌日に迫った渡航を前に緊張や不安が脳内を駆け巡っていました。また、この日、PCR検査を受けに行き、陰性であることを証明できないと出国できないため、その検査結果に対しても不安な気持ちを感じていました。

朝8時、麴町駅の出口を出てわずか2分の場所にあるクリニックでPCR検査を受けました。この2年間、新型コロナウイルスに関する様々なニュースが飛び交っていました。連日連夜、テレビでもSNSでも話題は全てコロナ。世界はがらっと変わってしまい、僕もこうして渡航が大幅に延期になるなど大きな被害を受けてしまいました。この期間、何度か国内旅行には行っていたものの、幸い感染したとみられる症状はなく、健康で過ごせていました。この日も特に健康面では不安はなかったものの、ウイルスが付着しているかどうかの検査には大きな不安を感じていました。

検査は3分程度で終了。あっという間でした。その後、美容室に行って髪を切ってもらったり、友達とランチに行ったり、最後の一日はいつもの休日と変わらない日を過ごしました。どこかこの寂しさを忘れようとしている自分もいました。

3時過ぎに再びクリニックへ。緊張の中、受け取った証明書に書かれていた文字は

陰性 / Negative

無事、フィリピンに行けることが決まりました。一気に肩の荷が降りたような安心感で包まれます。会社と両親にも、予定通りのスケジュールで行くことを伝え、まっすぐ家へ帰りました。

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部屋には持っていく予定の荷物がずらり。これら全てをパッキングしていきます。衣類は圧縮袋の効果もあり、あまり体積はとらなかったものの、小物類が思っていたより多く、膨らんでしまいました。特にまとめて大人買いしたコンタクトレンズや英語の参考書。目が良かったらな、既に英語が話せたらな、寝言を言っても解決しないものの、こればかりはかさばっても仕方がありません。いつかレーシックをしてコンタクトもメガネも必要ない生活をするし、勉強せずとも英語を使いこなせるようになると、この荷物を前にお金と実力の両面での成功を誓いました。

最終的に、持っていく荷物はスーツケース22kgと機内持ち込みのリュックサックの2つ。家に置いておく荷物は段ボール7箱のみ。かなりスッキリしました。見慣れた机の上には何も置かれてなく、空っぽの部屋にはどことなく居心地の悪さを感じました。もう戻れない場所までやってきた、そう感じました。

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ついにフィリピンに向けて飛び立ちます。

この続きはまた明日。では。

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