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28歳で気づいた自分の生き方

朝から大雨が続いています。

僕が今いる韓国・ソウル近郊の水原は最近雨が多く、せっかくの旅行なのに外に出るのが及び腰になってしまいます。

ただ、旅行とはいえ、既に韓国には2週間も滞在しているため、どこか生活に近い日常も感じつつあります。

目的もなく、ふらっとノリだけで来てしまった韓国。そんなフットワークの軽さは僕の長所かもしれません。

今年の3月、1年以上の海外生活を終えて実家のある東京に帰るも1ヶ月で脱出。その後は沖縄に2ヶ月、そして直接海を渡って韓国へ2週間。

今何をしているのか問われると、自分でもよくわかっていません。

というか、答えを出すこともしていないし、自分で認識しようとも思っていないのが、本当のところです。

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もうじき29歳になります。

「誕生日はただの平日」

比較的情の薄い家庭で育ってきたため、誕生日自体に思い入れはないものの、年齢がひとつ増えてしまうことにはいろんな気持ちを抱くものです。

小さい頃から大人になることへの憧れがあり、18歳、そして20歳という節目では、周りからの接し方の違いも感じることがあり、喜びがありました。

しかし、この歳になると、年を取ることへの怖さを感じてしまうし、自分が未熟者でやりきれない思いを強く抱いてもしまうものです。

だから30歳になったとき、心から喜べるようになるかと言えば、たぶん違うのではないか、と今から感じてしまいます。

余談ですが、20代後半になってちょっとずつ「アラサー」という言葉でくくる意味がわかってきました。どこか形容しがたい30前後の人間的に熟してきた期間。でも、25歳はアラサーでもなんでもない、とも思っています。

今、韓国では友達の家で生活しています。しかし、友達は別の場所で生活しているため、人様の家にひとりで過ごしています。思いがけず、ひとりの時間を満喫することになりました。

異国の地でたったひとりで過ごしていると、次々といろんなことが頭に浮かんでは消えていくものです。

日本にいた時や、友達といる時には見逃してしまうような小さな気持ちも、見逃さずに認識できます。

そんな中で気づいたことはたくさんあります。

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今後のことが決まってきました。

9月に次の会社に入社します!1年3ヶ月ぶりの会社員です!ただいまサラリーマン!

社会から逸脱していたこの1年間ですが、ここで強制的に軌道修正することにしました。長かった転職活動もやっと終わります。

この1年間何をしていたかと問われると、なかなか回答は難しいものです(面接のようなかしこまった形なら、ある程度言えるかもしれませんが)。

海外で自分を見つめていた、というのが本質に近い答えかもしれません。

ちょうど1年前、フィリピンで働いていた会社を辞め、その足でジョージアに向かい、そこからフリーランスになるための特訓の日々を過ごしました。

急に訪れた完全自由の日々は、楽しいことがたくさんありました。けれど、意志の弱い自分は仕事面ではいろいろとうまくいかず、結局今年の3月には日本に帰国し、新たな生活を始めることになりました。

そこからは就活をしながら、沖縄でゲストハウスのボランティアスタッフをしたり、韓国で韓国語を学び始めたりしています。

この期間、いわゆる仕事面での新たなスキルを習得したこともあったけれど、目に見える形での大きな成長があったかと言うとなかなか答えづらいものです。

ただやって良かったと思えることはたくさんあるし、不思議と後悔と満足を両方実感できています

28歳の全ての期間を自由という名の大海原で過ごし、ちょっとずつ自分がどんな生き方をしていきたいか見えてきた気がします。

それは「人と違った人生を送る」。

ありふれた言葉だし、人と比較する時点でいろいろとおかしいのはわかっています。

けれど、それでもいい。今はこの気持ちが大きく見えています。

この1年間、一般的なサラリーマンがしたことのないようなことにいくつも挑戦してきました。しかしながら、これからは元の鞘に収まるように一般的なサラリーマンになります。

でも、たとえばこの一年間で見た景色や得た経験、感じた感覚、知り合った人脈、これらの記憶はこれからも残り続けるだろうし、今後に繋げることもできます。

見た目は元の鞘に収まったように見えるけれど、考え方は今までと全く異なると思っています(テセウスの船!)。

僕は根っからの不安症で、新しいことが起こるたびにいつも不安の気持ちを強く感じてしまいます。けれど、そんな気持ちを認識しつつも、大きな野心は持って挑戦することができると思っています。

だからこそ、人と違った人生を送れたらとても満足するし、幸せになれるのだと思います。

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「人と違った人生を送ること」を意識すると、いろいろと新しい挑戦をしたくなるものです。

実は最近、韓国にいるうちにひとつやりたいことができました。今はそれに向けて調整をしています。

沖縄にいた時に友達に言われて気づくことになった「生きたいように生きる」という気持ちも合わせて認識していくことで、パズルのピースがはまるように自分の生き方を明確にできる感覚があります。

シンプルにこれからの人生をワクワクしたものにしたい、というポジティブな気持ちがあります。

僕のことなので、これから仕事が始まったらまた落ち込んだりするでしょう。けれど、今思っているこの気持ちを初心として、未来に向かって行きたいと思います。

学びの多かった1年間でした。

フットワークの軽さは僕の長所です。たぶんそうなのです。その長所を自己認識に活かせた気がします。

その分、この期間、社会に対して貢献できてこなかったので、29歳は人のためにできることをたくさん実践していきたいと思います。

20代、最後まで全力で走り抜いて、少しでも立派な30代になれたらいいな。




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また次回の投稿までお元気で。

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