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中東を旅するうえで必要な情報をまとめてみました

注意⚠️
この記事は、中東に馴染みのない人向けの記事となります。中東に足を運んだことはないけれど、中東に行ってみたい、と思っている人には非常に役に立つ記事だと自負していますので、ぜひ参考にしてみてください。

📍そもそも中東とは?

中東地域の地図

中東は、その名の通り、標準時子午線があるイギリスを中心とした世界地図の中東部に位置している地域です。

この地域は、近代文明を生み出す元となった古代オリエント(メソポタミア、エジプト、ペルシアなど)の領域を含んでおり、文明誕生の地として多くの人々を魅了しています。

中東の国々

中東の国々(濃緑)

中東の国々は、アラブ諸国と非アラブ諸国に大別されます。ただし、アラブ諸国にも少数民族がいる場合もあれば、その逆もあり、必ずしも国境が民族の境界となっているわけではないことに注意が必要です。

1.アラブ諸国
アラブ首長国連邦🇦🇪
イエメン共和国🇾🇪
イラク共和国🇮🇶
エジプト・アラブ共和国🇪🇬
オマーン国🇴🇲
カタール国🇶🇦
クウェート国🇰🇼
サウジアラビア王国🇸🇦
シリア・アラブ共和国🇸🇾
バーレーン王国🇧🇭
パレスチナ国🇵🇸(※日本は非承認)
レバノン共和国🇱🇧
ヨルダン・ハシミテ王国🇯🇴

2.非アラブ諸国
イスラエル国🇮🇱
イラン・イスラム共和国🇮🇷
キプロス共和国🇨🇾(※北部が事実上独立)
トルコ共和国🇹🇷

中東の治安状況は?

世界一豊かな国カタール

日本で生活していると、中東は治安が悪いというイメージが強いように思われますが、これだけの数の国があることからもわかる通り、実際に中東を訪れると、日本と変わらないぐらい治安のよい国も結構あります。

特に、アラブ首長国連邦やオマーン、カタールについては、日本国外務省の海外安全ホームページでも危険レベルなしとされていますし、それ以外のほとんどの国でも危険レベルが最も低い「レベル1」に設定されています。

イエメン全土、シリア全土、イラク中部〜西部には退避勧告が出されているので、この地域については行かないのが賢明かとは思います。

📍中東の入国は大変?


日本のパスポートが世界一強いという時代もありましたが、今でも中東方面では入国審査は簡単な国が多いです。

ただ、一概に全ての国が簡単だとは言えません。一部の国では、事前にビザを申請しておく必要のある国もあります。以下に、それぞれのパターンについて分類してみました。

ビザが不要な国

ドバイ(アラブ首長国連邦)

アラブ首長国連邦、イスラエル、オマーン、カタール、キプロス、トルコ、パレスチナへの入国はビザが必要ありません。

到着時に無料でビザが取れる国

ベイルート(レバノン)

イラク(クルディスタン地域のみ)、レバノン、ヨルダンへの入国の際、空港で無料のアライバルビザが取得できます。ただ、陸路での入国の場合は別途手続きが必要となることもあるので注意してください。

到着時に有料でビザが取れる国

カルバラー(イラク)

イラク(クルディスタン地域以外)、エジプト、クウェート、サウジアラビア、バーレーンについては、空港でお金を払うことでビザを取得することができます。

到着前に電子ビザが必要な国

ジェッダ(サウジアラビア)

イラン、エジプト、クウェート、サウジアラビア、バーレーンは、事前に電子ビザを申請することで入国ができます。

⚠️注意
前述の通り、エジプト、クウェート、サウジアラビア、バーレーンの4か国についてはアライバルビザも取得可能です。到着時にビザを取るより事前に電子ビザを取るほうが入国の流れはスムーズです。

旅行会社経由のビザ申請が必要な国

ダマスカス(シリア)

イエメンとシリアの2か国は、今も国内で内戦が継続しており、外国人の安全を保証できない状況です。そうした事情もあり、入国の際は旅行会社を経由して入国する必要があります。

国連が承認する政府側の統治が及んでいる地域は上記の方法で入国できますが、反体制派が事実上管理している地域は入国できないので注意です。

おわりに

モスクを見学するときはマナーを守ろう

中東の国々は日本とは全く文化が違うので、色々とカルチャーショックを受けることも多いと思います。逆に言えば、だからこそ異国情緒が溢れる魅力的な地域なわけですが、満足のいく旅にするためには最低限の注意も必要です。

郷に入れば郷に従え、という言葉がありますが、日本の常識を判断の基準にするのではなく、なるべく現地の常識に沿って行動するように意識すれば、大きなトラブルは避けられるかと思います。

例えば、イスラームを国教とする国々では、男性は半ズボン、女性はミニスカートといった露出度の高い服装は避けた方が賢明です。ハラスメントを防ぐためにも、服装には気をつけましょう。

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