【竹花貴騎おすすめの思考】成長する人の特徴は指示+αで動けること
同じタイミングで会社に入り、同じ仕事を上司から振られているのに何故か自分より成果を出して昇進したり大きなプロジェクトを任される人いますよね?
もちろん元々の経験や得意不得意があるので一概には言えませんが、入社のタイミング、特に新卒であればそこまで大きな差はないはずです。
それなのに差がつくのはどうしてなのか?
結論から言うと成長する人は「上司からの指示+αで仕事をしている」から。
なぜ+αで動けた方が同じように働いていても成長できるのか?+αで働くために必要な考え方はなんなのか?この記事で詳しく解説していきます。
上司やリーダーの指示+αで動けた方が成長する理由
では上司やリーダーの指示+αで動けた方が成長する理由を説明しますが、先に答えを言うと「経験値の貯まり方が圧倒的に違うから」
例えばあなたと同僚に上司からこんな仕事が任されたとします。
上司「新商品開発にあたり、競合他社2社の商品やマーケティング手法を調査して欲しい」
あなたともう一人の同僚にそれぞれ仕事が任されたと仮定します。
あなたはしっかりと上司から言われた通り競合2社の商品やマーケティング手法を細かくまとめて上司に渡しました。
一方あなたより遅れて同僚の仕事が終わり上司に報告するところを見たら、競合他社5社を調べて提出していた。
たった1つの仕事で差が出ることはありませんが、この場合はどちらの方が競合の理解を出来てリサーチの経験値が増えると思いますか?
間違いなく同僚の人ですよね。
「いやいや、上司にいい顔をしたいだけなんじゃない?」
と出世のためにゴマすりをしているように見える人もいるかもしれません。
ただ目の前で自分の利益にならなくても、長期的に見れば同僚の人がした行動は確実に大きな成果となって返ってきます。
大前提として上司から言われた仕事の基準は最低限守ることは大事で、この例で紹介したあなたの行動は全く間違っていないところか正解です。
ただ2社しか調べないのと、5社調べるのでは業界の理解と商品の理解に圧倒的な差がある。
アイディアを出す時も見てきた数が多ければ、それだけアイディアの引き出しも増えるし様々な方向の視点から提案ができる。
正直、歩合や出来高制の仕事でなければいくら+αで仕事をしても給料は変わりません。
なのでいかに楽に1日の仕事を終えるのか?責任をなるべく取らずに給料を貰い続けるか?みたいな視点になるのは仕方のないことです。
ただ+αで動くことで経験値が貯まり、それによって技術が身についたり資格取得などができるようになります。
さらに会社内でも大きな仕事を任されるようになり、どんどん成長していく。
結果的に給料も上がりますし、いつでもさらに好待遇の会社に転職したり独立も可能になります。
賢い人は例えすぐに成果が出なくても、言われたこと以上に仕事したり動くことで後々に大きなリターンがあることを理解しています。
そこを考えないにしても、量は質を兼ねますし量をこなすことで質の高い行動をこなせるようになるので、まだ未熟だなと思ったらとにかく量をこなすのが大事。
段々とコツが掴めてきて確実に仕事の時間は短くなるので、結果に効率的に動けるようになって周りからは圧倒的に成長している人に見えるのです。
「でも+αで動くためにはどうしたらいいの?」
とよくわからないかもしれないので、次の項目で詳しい考え方を紹介します。
+αで動くために必要な考え方
上司からの指示以上に動くために役立つ考え方や行動の5つの例を紹介します。
自分で考えて行動する
上司からの指示は、仕事を進める上での方向性を示してくれますが、自分で考えて行動することで、より創造的で効率的な方法を見つけることができます。
自分で問題を分析し、解決策を見つけ実行することで、上司からの指示以上に成果を上げることができます。
先ほどの例もそうですが”自主的に動く”はとても大事な考え方。
何か仕事をする上でもその指示の意図を考えて、自分で何かプラスして行動をできないか?そしてその行動によって相手はきちんと得をするのか?を考えるのが大事です。
よくやりがちな失敗として自己満足するパターンで、相手の得を考えずに「とりあえず指示以上のことをやった!オレ偉い」みたいに勝手に優越感に浸るパターン。
大体このパターンは無駄に仕事を増やして返って悪い印象を与えてしまいます。
なんでもかんでも+αすればいいのではなく、しっかりと相手の特になることを考えられてから始めて行動すべき。
例えば上司から会議用のパワーポイントの作成を頼まれたとします。
会議で使う資料やデータは既に共有されており、テンプレがあるとしたらそこにコピペで打ち込む作業で終わりですよね。
ここで上司がなぜこの仕事を振ってきたのか?を考えてみると、
・会議までに他にやるべき仕事がある
・デザインを整える時間もセンスもない
・テンプレがあるので作業仕事は部下に任せる
ということが考えられます。
そして上司としては会議はスムーズに進んだ方がいいし、その会議1つで理解して確認が都度来ない方がいいわけです。
だったらいつも通りのテンプレに合わせるパワポをサクッと作り、おしゃれで見やすいグラフを入れるパターン、画像やイラストをごちゃつかない程度に入れて見やすくするパターンなど複数作って渡してみる。
多分上司としてもそこまで求めてないでしょうが、選択肢がある分には困りませんし「お、これは使えそうだな!」と感じるかもしれません。
そこからデザイン周りの仕事や別のプロジェクトにお誘いがかかる可能性も十分にあります。
優秀な上司であれば、この行動をかならず活かしてあなたにチャンスを与えてくれるので自分で何ができるか?を考えるのが大事です。
主体的に情報を収集する
自分で情報を収集することで、上司からの指示以上に情報を把握し、問題を解決することができます。
関連する情報やデータを収集し、分析して自分の判断を下すことで、上司からの指示以上の成果を上げることができる。
先ほどの話と少し似ていますが、補足的な内容になります。
最低限上司から言われた内容と期日は守りつつ、その中で自分で不足している情報はないのか?プラスでやっておくと上司が楽になるものはないのか?想像して行動することが大事です。
色々情報を集めれば見えてくるものもあるので、何をしたらいいのかが明確になりやすいですね。
優先順位を設定する
上司からの指示に加え、自分自身が優先順位を設定することでより効率的な仕事を進めることができます。
優先順位を設定することで、重要なタスクを優先的に処理し時間やリソースを最大限に活用することができます。
人に言われた納期で動くのと、自分で決めた納期で動くのではやる気が全然違う。
前者はやらされている感、後者は自主的にやっているので気持ちが前向きになりやすいです。
自分で道を決めて進んでいる感じがするので、目の前の仕事のクオリティを上げたくなり結果的に+αで何をすればいいのか?が見つけやすくなります。
柔軟に対応する
上司からの指示は方向性を示してくれますが、実際の業務には予期せぬ変化や課題が発生することもあります。
柔軟に対応することで、上司からの指示以上に成果を上げることができる。
課題に対して柔軟なアプローチを考え、素早く対応することが大切です。
大げさではなく仕事の9割以上は、当初の予定通りに進まないものです。
・社員のやる気や体調
・外部の人の都合や自然災害
など色々な要因が重なり上手く進まないことがほとんどです。
それに複数の上司から様々な仕事を回されることがあるので、柔軟に動くことで対応力も同時にあがっていきます。
継続的に改善する
自分で考え優先順位を設定し柔軟に対応することで、自分自身が改善することができます。
継続的に自己改善を図ることで、上司からの指示以上に成果を上げることができます。
自分の業務や職務を振り返り、改善点を洗い出して改善策を考えることが大切です。
今すぐに+αの行動をするのは難しくてトライ&エラーの繰り返しの中で少しずつ感覚を掴んでいくのが大事。
なので常に+αにできることはないか?と考え続けて行動するのがとても大事です。
まとめ
今回は成長する人の特徴は指示+αで動けることというテーマでお話してきました。
気遣いと言い換えてもいいですが、これはちょっとした意識と日々の積み重ねによってできるようになります。
それに短期的な結果ではなく、長期的に見て大きなリターンがあるのでぜひ意識して今日から動いてみてください。
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