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「発信したい人が発信し続けられる」仕組みづくりをしたい
2週間前くらいに、『自分のやりたいこと』としてTwitterのプロフィールに書いていた文言を変えた。
いままで「表現者の持続可能なビジネスモデルをつくりたい!」ってプロフィールとかに書いてきてたけど、昨日もう1回「あれってどういう意味?」と聞かれたときにうまく答えられなかったから、一旦「発信したい人が発信し続けられる仕組みづくり」にしよ。
— 藤本けんたろう/ゴーストブロガー (@Kentaro_Fujimo) March 26, 2019
音の響きはカッコよかったんだけどなあ...
いままでは『表現者の持続可能なビジネスモデルを作りたい!』と書いていて、友達にそれについて聞かれるたびにうまく答えられない自分がいた。
別に文言が変わったからといって、ぼくのやりたいことや思い描いているものが変わったわけではないのだけど、以前のものはどっちかというと響きドリブンというか『なんかカッコ良さそうだけど、ちょっと何言ってるか分からない感』に酔っていたのも事実だ。
言ってる本人がよくわかってないんだから、ぼく以外の人が理解できるはずがない。
そして、他の人に伝えられないものほど無用なミッションはない。
ということで、『発信したい人が発信し続けられる仕組みづくり』に変更した。
こっちのほうが、まだパッと聞いたときのイメージが湧きやすいし、ぼく自身、こっちのほうが自分のやりたいことを正確に言い表している度合いが上がった気がする。
今回、大きく変わったのは2点で『表現者→発信したい人』と『持続可能なビジネスモデルを作る→発信し続けれられる仕組みづくり』だ。
まず1点目の『表現者→発信したい人』に変えたのは、表現者というと、どうしても対象範囲がアーティストやクリエイター『だけ』を想起させてしまうから。
もちろんそういった人たちのことも応援したいのだけど、ぼくはそういった溢れ出る感情を作品として昇華させている人たちだけじゃなくて、もっと広い範囲、極端に言ってしまえばこの世界に生きている人全員の発信を応援したい。
「表現」っていうと、なんかアートとかクリエイティブな空気をまとわせてしまうから、ぼくはどっちかといえば「発信」のほうが汎用性が高くてしっくりくるんよなあ。
— 藤本けんたろう/ゴーストブロガー (@Kentaro_Fujimo) March 26, 2019
別にカッコよかったり美しかったりする必要はないから、まずは自分の思っていることや考えていることを外に出してみる行為自体が尊い
いまでもたまに『1億総発信時代』や『1億総クリエイター時代』なんて言葉を聞くけれど、それは決して『みんな歌を歌おう!』とか『みんな絵を描こう!』という意味ではない。
セルフブランディングとかインフルエンサーとか、そういった金銭報酬の文脈における局所的な意味ではなくて、ぼくは『発信』が、ひとりひとりの『生きやすさ』や『良好な人間関係』といった、もっと大きな『人生の幸福』みたいなところにつながると思っている。
これからの時代、ぼくたちがいま『仕事』だと認識しているものは、どんどん機械に置き換えられたり、それが好きでたまらない人が代わりにやってくれるようになる。
そうなったとき、人生における『仕事の占める割合』や『お金を持っていることの価値』は、グンと下がる。
そして代わりにぼくたちの人生でなにが大きく占めるようになるかというと、『良好な人間関係』だ。
つまり、ぼくたちが死ぬときに『あぁ幸せな人生だったなぁ』と振り返られるようになるためには、どれだけ自分の信頼できる人たちに囲まれているかが重要になる。
そこで大事なのが、ぼくは『発信』だと思っている。
『発信』というと、つい役に立つことを言わねばとか、なにか哲学めいたものを書かねばと力が入るのだけど、その必要はまったくない。
周囲の人は『いまあなたがなにを考えていて』『どんなものを好きなのか』、それを単純に知りたいのだ。
その人自身を発信することこそが、良好な人間関係の第一歩になる。
だからぼくは、世の中の『発信』を応援したい。
文章で発信するというと「そんな強い思いがあるわけでもないし…」とか、「こだわりを押し付けられても…」みたいな見方もあるけど、大きな理念を無理に書こうとせずとも、普段何を見て何を考えているのか、という「人となり」が見えることがファンにつながるんじゃないかなぁ、と思いますです
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) April 4, 2019
次に2つ目の『持続可能なビジネスモデルを作る→発信し続けれられる仕組みづくり』に変えたのも、結論から言うと『ビジネスモデルだけでは狭義すぎるな』と思ったから。
ビジネスモデルを確立するのはあくまでも手段のひとつでしかないというニュアンスを込めるために、『発信し続けられる仕組み』と行為の抽象度を上げた。
なぜかというと、発信したい人が発信のボトルネックになっているのは、『お金』だけではないんだなというのを、ここ数年で強く感じたから。
例えば自分のことを発信する『恥ずかしさ』であったり、発信したはいいものの、周囲の人から反応がない『寂しさ』だったり、そもそも目の前のできごとに必死過ぎて外に向けて発信してる暇がないという『忙しさ』が敵だったりもする。
そこでとりあえずぼくは、『忙しさ』の解消をなんとかしようと、ブログの代筆サービスを始めた。
ただ、このサービスを始めてみてようやく気づいたけど、ぼくひとりでは限界がありすぎる。
せいぜいぼうが同時に代筆できるのは、5~7人くらいだ。
できることから始めるのはとってもよいことだけど、逆にここで立ち止まってる場合ではないなという思いもある。
それに、『恥ずかしさ』や『寂しさ』の解消にはあんまり貢献できていない。
ブログを書こうか迷っている友達に『やろうよ!おれ読むよ!』と言ったり、なんらかの発信をしている友達のコンテンツに、できる範囲で反応したり、感想を送るようにしているけど、あまりにも発展途上過ぎる。
『仕組みづくり』をしたいと書いているのに、まったく仕組み化できていない。
ただ、ぼくのやりたいことはこの延長線上にしかないので、コツコツやると言えばそれまでなのだけど、このペースだと残りの人生80年かけても、一向に思い描いているところにはいけそうもない。
というか、ぼく自身がまだその世界を想像できていない。
道を進むなかで、その世界を想像できるようになるのかもしれないけど。
というか、新しい景色が見えてきたときに、もしかしたら別のやりたいことが出てきたりすることもあるかもしれない。
そうなったらそうなったで、それはまたそのときで考える。
とりあえず、いまは自分のやりたいことに対してやるべきことがまだ見えている段階なので、どんどんギアを上げていくぞー!
▼こうやって定期的に、『自分のやりたいこと』の過程は記録していきたいね
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