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10年後に見返す2018年10大ニュース
やっちゃいます、ぼくの選ぶ2018年の10大ニュース。
年末年始はnote全体もなんとなく落ち着きそうだから、その間にとことん個人的な投稿をしていくスタイル。
では早速いきましょう、順位は関係なく、思いついた順で。
①『カメラを止めるな!』の大ヒット
ぼくが生まれて初めて、映画館で2回観た作品。
1回目の感想:『カメラを止めるな!』はマトリョーシカ
2回目の感想:4ヶ月ぶり2回目の『カメラを止めるな!』に行ってきた
これはある種、2018年の世相を反映したヒットというか、単純に映画自体がめちゃくちゃ面白かっただけじゃ、ここまでの現象にはならなかったかもしれない。
あのハイクオリティな作品が『低予算で』『(プロ集団ではなく)学校の制作物として』公開されたことが、さらに反響を大きくした側面もあったと思う。
いまは『共感の時代』なんて言われるけれども、そもそも作品のストーリー自体が『やりたいことと求められることとの乖離』や『華やかな表舞台の裏にあるドタバタ劇』といった、誰もが抱える葛藤を描いたものだった。
そしてそれだけじゃなく、スクリーンの外にある低予算やインディーズといった背景が、1億総クリエイター時代と呼ばれる現代において、多くの人に『夢』や『共感』をもたらしたのかもしれない。
ということで、1つ目は『カメラを止めるな!』の大ヒット。
②コインチェック NEM(ネム)の不正流出事件
ここから仮想通貨に対する世間の反応が、面白いようにサーッと引いていった。
マウントゴックス事件以来、徐々にまた世間からの関心を集めていた仮想通貨業界が、この事件を機に再び盛り下がっていたように思う。
ただ、それは投機目的のにわか組が離れていっただけで、スタートアップやビジネス界隈を見ていると、ブロックチェーンを使ったサービスはどんどんと出てきている。
仮想通貨やブロックチェーン業界は、全然終わっておらず、むしろまだ始まってすらないくらいのポテンシャルを感じる。
来年以降の、さらなる躍進に期待。
③オンラインサロンの浸透
オンラインサロンというか、注目すべきどちらかと言えばキンコン西野さんかもしれない。
けっこう冗談抜きで、日本のエンタメはいま西野さんが最先端を走ってると思う。
オンラインサロンは言い換えれば『宗教』なんだけど、それを『宗教だ!』と揶揄を込めて呼ばれることが、今後2~3年のうちに激減するはず。
『オンラインサロン』と『コミュニティ』は、たぶん今年のビジネス界隈で最も使用回数の伸び率が高かった単語のツートップじゃないだろうか。
今後の『ビジネスの仕方』や、それを突き詰めた『人の生き方』みたいなものを考えると、そこに行き着かざるを得ないのだと思う。
来年以降、さらにこの傾向は顕著になりそうで、その下準備というか、種まきの期間として今年は意義深い1年だったという意味で、堂々の選出。
参考:宗教の再興を再考する
参考:「多様な価値観を尊重しよう」っていうけど、オンラインサロンって同じような人ばっかり集まってるよなと思ったので
④キンコン梶原さんがYouTuberデビュー
キンコンつながりで、次は梶原さんの方。
いまさらYouTuberかよかもしれないけど、既存メディアである一定以上の知名度を持っている人が、本気でYouTuberに参入してきたのは、たぶん梶原さんが初めてだと思う。
(本田翼さんは趣味寄りっぽい感じがする。ヒロシさんは、失礼ながら『ある一定以上の知名度』まではいかない気がする)
本格的に、テレビとYouTubeの壁が溶けてきたなということを感じる。
そもそもそこを二項対立として捉えるのが違うんだけど、それを体現してるのがとってもスゴイ。
Amazon Primeにダウンダウンさんや明石家さんまさんが出演するのとは、また違ったインパクトを感じる。
なんというか、コミットの度合いが違う。(梶原さんの方が高い)
『メディアの壁の崩壊』が本格的に進んでるんだなということを感じさせてくれる象徴的なできごとだったので、今年の10選に入る価値は大いにアリ。
⑤自然災害の多発
2つエンタメ要素の強いものが続いたので、5番目はすこし固めのものを。
といっても、ぼくは生まれてこの方、『死』や『圧倒的不便』を感じるほどの災害に遭ったことがない。
ぼくは2年前くらいから留学先の台湾、実家の兵庫、インターン先の東京といった感じで住むところを転々としている。
そして、すべてぼくがその土地にいないときに、大きな災害が起こっている。
だから正直、世界や日本規模でみたときに重大なできごとであるのは頭ではわかっていても、なかなか体感レベルまで落とし込めていない。
ので、そこまで当事者意識を持てない自分もいる。
.........というようなことを、ぼく以外にも考えてる人がいるかもしれないなと思って、災害ボランティア団体で活動する人にインタビューしてみた。
▼阪神・淡路大震災を経験してない兵庫の女子大生が、約50人を率いて「防災」を発信し続ける理由
............2018年で、1番スムーズにできた宣伝かもしれない......!
彼女の話を聴いて、ぼくの日頃の災害ニュースに対する意識が、すこし上がった。
日本に住んでいる以上、『災害』はもう逃れられない運命なので、これからも関心をもって接していく。
⑥大谷翔平選手 『新人王』を獲得
マジで大谷選手は、正真正銘の『生きる伝説』だと思う。
たった数年で、日本プロ野球界だけでなく、メジャーリーグの常識をも変えてしまった。
スゴすぎてまだぼくたちは、その本当のスゴさを噛み締めきれてない気もする。
でも死んでから評価される歌手ほど悲しいものはないように、いま現役である大谷選手を、現役選手として、ぼくたちの理解できる範囲で精一杯応援して、称賛したいと思う。
なんかもう、スゴすぎて逆にコメントすることがないな。
⑦レジ無し店舗『Amazon Go』がオープン
オープン当初のネットメディアは、この店舗のレビュー記事で溢れかえっていた。
このニュースを聞いてぼくが思ったのは、『ああ、やっぱり人間とAI(人工知能)は共存しうるな』ということ。
当時、このニュースをみて『AI(人工知能)はやっぱり人間の職を奪うんだ!』という言説も、すくなからずあったように思う。
というのも、この『レジ無し』という仕組みを支える技術が、AIによる画像解析だったからだ。
店内に設置されたカメラが、人間の動きを検知して、『何を買ったのか』ということを記録していた。
だから、『もう人間はいらないんじゃないか!』という恐怖にも似た叫びが出てきたんだと思う。
でも、実はそうではなくて、人間の店員さんも店舗の内外にいたのだ。
外で通行人に声をかけたり、中で商品が見つからないお客さんのサポートなどをしていた。
ベタな言い方をすると、『人間がするべき仕事は人間がやって、機械ができる仕事は機械に任せる』という、役割分担でしかないのだと思う。
そして、人間のやるべき仕事と言えば、一言で言うと『コミュニケーション』に集約される。
多くの人間にとっての最大の喜びは、『分かってもらえた!』だからだ。
Amazon Goの一件は、その象徴的なできごとだったように思う。
参考:ポケットから財布出して、小銭ジャラジャラいわせる支払い方法は、オワコンになる
⑧GAFAの運命やいかに
これまでアメリカ経済だけでなく、世界経済を引っ張ってきた『GAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)』が、岐路に立たされている感ある。
個人情報の流出や、税金のウンタラカンタラで、政府のみならず、世間からの目も厳しくなってきた。
これが『嫉妬』による一過性の現象なのか、本格的に始まった『世代交代』の兆候なのかは、誰にも分からない。
……今回、あっさり2000字くらいで終わる予定だったのに、書き始めたら止まらなくなってここまで既に3000字を軽くオーバーしてるので、GAFAの件はこれくらいでおわり。
参考:noteだっていつかは廃れるんだろうけど、そのイメージが全く沸かない
⑨『漫画村』の閉鎖
今後の出版業界のみならず、コンテンツ産業全体に関連する話。
ただ、漫画村を擁護するわけではまったくないけど、人間の『インセンティブ』を完全に無視して、『情』だけで『作家のために単行本を買ってください!』だけじゃ、さすがに無理ゲーが過ぎると思う。
買う側が『この作家さんを応援するために、単行本を買います!』なら全然アリなんだけど、買ってもらう側が『自分のことを思ってるなら、単行本を買ってください!』は、さすがにおこがましすぎて持続性がないかなと。
事実、漫画村のあとに漫画タウンなるものができてたみたいだし。
消費者は基本的に、できる限り『安くて』『早くて』『快適で』『安心で』『効果の高い』ものを求めてるのだから、そこに則った設計が必要だなと。
個人的には、各コンテンツをブロックチェーン上に乗せて、取引されるたびに作家に報酬が渡るようなシステムがあればいいなあ、そういうことってできるのかなあとは、うっすら思っている。
コード1行も書けない、文系大学生の戯言だけど。
⑩ZOZO前澤さん 宇宙へ行く
これは宇宙云々カンヌンというよりも、『前澤さんという人間』が、もう2018年の重大ニュース。
ZOZOスーツなんかも、人間の服への常識を変えようとしている。
あと、バスキアの絵とかも話題になったね。
しかも、これだけ破天荒なニュースばっかりばらまいておいて、その先に見据えるものが『世界平和』とおっしゃられてるところが、またカッコよさを増幅させる。
なにかやってくれるんじゃないかと、常に期待を抱かさせ続けてくれる方だ。
...........いかがだったでしょうか?
結局、4000字オーバーしてしまった。。。。。
観点としては、ビジネス・テクノロジー界隈を中心に、『10年後の世界に影響を与えそうなもの』というところで選んでみました。
このなかからいくつ、『ああ、あのときのアレか!』が出てくるかな。
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