わだけん

理系大学院生。ただ自分だけの世界を書き表したいのです。 拙い文章ですので、アドバイス・コメントお待ちしております。

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最近の記事

noteの空気感

私が一番好きなwebサービスは、間違いなくnoteです。 理由は空気感が、優しいから。 何かをあおるわけでもない、そっと書き手に寄り添うUI。 シンプルなUIであっても、でも不便さは感じない。 書き進めていても、何も雑音が入らない。 そして、書き手たちが、各々書きたいことを投稿して。 読者がそれを読んで。 いいねって思ったら、いいねを押して。 優しい世界。 何だか、深夜2時に真っ暗な部屋で、窓から星空を見上げているときに 感じる空気と似ている。 好きなものには

    • 何者でもない自分、でも何かでありたい自分

      「野ブタ。をプロデュース」が再放送されていることを皆さんはご存知でしょうか。 小学生のとき以来、改めて毎週見ていたのですが、 途中から次の話までの一週間を待つことができなくなり。 ついに初めてDVDボックスを買って、 そんなこんなで、一気に最終話で見返したんですね。 改めて思うのが、表題のこと。 自分自身がまだ何者でもないことへの焦り。 でも、何者かになってしまったら、それ以外の選択肢がなくなってしまうことへの恐怖。 まさに、私がいま就職活動を通して感じていることで

      • あのときの匂い

        ふとしたときに、「あー、この匂い」と思うときがある。 そして、それは同じ匂いがしたときの過去へとつながる。 雨上がりの匂い。鼻からすうっーと深く吸いこんで、自分の隅々まで行きわたらせたくなるような匂い。 高校の文化祭準備で夏休み中も高校に作業しにいっていた夏。 突然の夕立で、雨に濡れながら小走りでごみ捨てに行った。 自分が好きだった他のクラスの女の子も同じような状況で、一瞬目線が合った。 それまで接点がなかったのに、何となく同じ気持ちなのかなーと思えたその瞬間を思い出す。

        • それが好きだから働くのか、その好きなもののために働くのか

           就活中の学生は、自分が働きたいと思う業界の志望理由をこれから固めていくことになる時期だろう。かくいう私もその身分である。心理的モラトリアムから巣立たなければならない憂鬱さに苛まされながら、否が応でも就活のことを考えなければならない。かといって、考え始めるととことん考えてしまうのが私の悪いところ。もちろん良いところだと捉える風向きも私の中にはあるが、今はほっておこう。  さて、そんなこんなであれこれ考えているうちに、「自分が好きなものを仕事にしてはいけない、という言説は真か

          古本屋と猫

          大学生になった私は読書好きが高じて、ついに古本屋がたくさん集まっている神保町に行ってみたくなった。 地下鉄神保町駅を出てしばらく歩くと町の匂いが変わったことで、書店街に入ったことが分かった。 特にこれといってお目当てもなかったので、外から色々な古本屋を眺めながら歩いていると、周りの古本屋とは違ってどこか静かに佇んでいる古本屋が目に入った。 その古本屋はガラス戸が閉まっていたものの、営業中との木札がガラス戸にぶら下がっていた。 そのお店が醸し出す妙な雰囲気に惹かれた私は

          古本屋と猫