照沼健太

編集者/ライター/カメラマン。MTV Japan、Web制作会社を経て、独立。2014年より2016年末まで音楽メディア「AMP」の編集長を務め、現在は音楽・カルチャー・広告等の分野におけるコンテンツ制作全般を行っている。http://satyouth.com

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最近の記事

否定的なファンも抱きしめる。『THE FIRST SLAM DUNK』が描いた「震災」と「スラムダンク論」

まさかここまでの大傑作になると、誰が予想したでしょうか? 『THE FIRST SLAM DUNK』は1990~1996年にかけて週刊少年ジャンプで連載された大ヒット漫画『SLAM DUNK』を、原作者の漫画家・井上雄彦氏自らがメガホンを取って映画化した作品です。 そう、本作は井上雄彦氏にとっては初監督作品となるのですが、その内容は「アニメ史、映画史に残る大傑作」と言い切れる破格の仕上がりなのです。井上雄彦は本作たった一本で、宮﨑駿や庵野秀明と並ぶ領域に達したと言って差し

    • 『シン・エヴァ』まで、新劇場版全シリーズを観て気が付く伏線やネタの数々

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      • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の考察で誤解されがちなこと

        『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズについての考察系動画を観ていて気になる点がいくかあったので、ありがちな誤解をメモしておきます。 もちろんシリーズのネタバレを含みます。 使徒の呼び方新劇場版は「第○の使徒」、旧世紀版は「第○使徒」というのが基本的な呼び方ではありますが、厳密ではありません。新劇場版でも「第○使徒」という台詞が普通に出てくるので、設定的に大きな意味は持たないと考えた方が良さそうです。 使徒に名前はないサキエル、ラミエルといった名前は新劇場版には存在しませ

        • エヴァとその謎を理解するための、たった一つの“あらすじ”

          『シン・エヴァ』。その前に知っておきたい、一つのこと。 2021年3月8日公開の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を目前に、エヴァに関するさまざまなタイアップキャンペーンが展開されているが、それと同様にYouTubeを中心に劇中の謎に関する“考察”が盛り上がりを見せている。 振り返れば、95年にTV放映された『新世紀エヴァンゲリオン』の時点で、“考察”はエヴァを社会現象化させた大きな要因だった。デヴィッド・リンチ監督によるカルト的TVドラマ『ツイン・ピークス』が引き合

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          平手友梨奈を語るとき、僕は無傷でいられなかった(それは当然の話)。

          平手友梨奈さんが欅坂46からの脱退を発表しました。 アイドルの世界ではグループからの脱退を“卒業“と表現するのが一般的なマナーとなっていますが、今回は平手友梨奈さん本人の意思によるり“脱退”と発表されたそうです。 彼女は脱退発表当日、ラジオ番組で脱退について「(理由を)今はお話したいと思わないので、いつか自分が話したいと思ったときにどこかの機会があればお話しさせていただこうかなと思っております」と多くを語らなかったので、真相は分かりません。しかし、この”脱退”という表現に

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