2016.2.5 折衷案という生き方
折衷案とは、
二つ以上の案のよいところをとり合わせて、一つにまとめた案。相反する案の中ほどをとって、折り合いをつけた案。
だそうだ。
僕はこの言葉が大好きなのか、プライベートでもビジネスシーンでも
多々使うことがある。
仕事柄、アドバイスというかコンサルティングのような場面があるけど、
「理想と現実の折衷案を追い続けよう」ということを
人に伝えて、自分に言い聞かせている。
息を吐くように自然と使うようになったこの言葉に、込めているのは
「人は理想だけでは生きていけないけども、現実だけを見て生きるのは
面白くないんじゃないか」という僕の考えで、信条。
理想を追いかけて、現実を失っている人。
現実だけを見つめて、理想から自ら離れていく人。
多くの出会いを繰り返す中で、驚くぐらい人間は偏っているなと思う。折衷案な生き方をしている人は滅多に居なくて、また、僕も偏っていると思う。思うに人は折衷案、つまり何かの真ん中で生きることが最も辛い生き方なんだろう。
折衷案でいるには、常に頭を動かしていかなければならない。シーソーの真ん中で両端が土に触れないように立ち続けていかなければならない。でも、誰だって、端っこでお尻をつけて座っていたほうが楽だ。それはわかる。
でも、僕はまだ青臭くて、折衷案な生き方を諦めたくなくて、そんな生き方をしていたくて、僕に関わる人にもそんな生き方をしてほしいと願う。
自分が一切無いようで、確固たる自分がある、そんな折衷案な生き方。
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