方言。

方言っていいよなあ。秋田に来てから本当にそう思う。
自分自身は香川県人だし、方言まみれの学生生活だったのだけど、
大学生になって、大阪弁にはとくに憧れなかった。
というより、友達がどんどん大阪弁やらその地の弁に染まっていくのをみていて
「もっと自分をもてよ！」みたいな気持ちになっていて、意地になって染まらなかった。ってのもある。

でも秋田に来てから、意地なんてどこかにいってしまった。
僕がよく使う、というか恥ずかしがらずに使えるのは「ん」である。
んだ、んだか、んですか、んだから、などなどなど、秋田弁はとりあえず最初に「ん」が入る。秋田に来てからまずはじめに使っちゃった弁である。

そして「ん」を使ったことで調子にのってしまった自分はさらに高みへと繋がる「なんも」を使う。秋田弁の頻出ワードである「なんも」。これはもう至る所で聞こえてくる。なんもなんも〜！大丈夫よ〜とか、気にすんな〜みたいなイメージのことばだと思うんだけど、このことばが日常的にきこえてくるというのが、なんていうか秋田っていいところだよねって思う。

ほかにも独特の言い回しがいっぱいあるんです。お金のこと「じぇんこ」って言ったり、あったまるのこと「ぬぐだまる」って言ったり。もうまるまる何のことかわからない秋田弁を知るたびに最高って思います。
１年前には聞き取れなかった秋田弁、ちょっとずつ使えるようにしていこう。そしてね、秋田弁でもうちょい遊べないか考え中でございます。