子のきもち、親のきもち。
お笑い芸人を目指したい。と親に言ったらなんて言うのだろう?
そこまで言うんやったら、お前ネタの1つでもやってみろ、と試されるのだろうか。
どんな芸人になりたいんや、と目標を聞かれるのだろうか。
お前の生活が安定するビジョンが見えない、と叱られるのだろうか。
どのパターンもあり得るし、どのパターンでも親を安心させることは出来ないだろう。
ネタはスベるし、目標言えばお前はバカか、と言われるし、ビジョンなんてまるでない。
それでもやりたいからみんなお笑い芸人になったんだろうな。それは本当にすごいことだ。
自分はどうなんだろうか。
ぼくは親を納得させて、自分もやりたいことをやる、という風に考えていたのだけど、それはどうも両立できそうにない。ここまで綺麗な平行線があるのかというくらい、ぼくと両親の会話は交わらなかった。
結果しかないんだろう。大学を出て、とにもかくにも「生きてるよ」と伝えられれば、なんとかなってる、ということなんだから。その線で行こう。というかその線しかない。
こういうとき、となりにハム太郎がいてくれたらなぁと思う。ね、ハム太郎と言うと、なんとかなるよと言ってくれそうだもの。
行き当たりばったりではなく、少しずつ計画というものを覚えて、親を安心させたいです。