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【著書解説3】家具と人(2009年/ビー・エヌ・エヌ新社)

家具と人

こちらは、ライターとして参加しました。

自分と同年代(当時で40代くらいまで)の家具作家のインタビュー集です。同じ時代を生きてきた作家たちが、今のライフスタイルをどのように捉え、家具を通して空間をつくり出しているのか、とても興味がありました。
じっくりと話を聞き、作家の出自、人となりから、家具作家になるまでの経緯、作品までをていねいに綴っていきました。このときの経験は、後の「民藝の教科書」シリーズ(2012〜2013年)、「伝統こけしの本」(2017年)、「社会派化粧品」(2019年)などに生かされました。

一緒に本をつくった編集者、カメラマン、デザイナーも同年代で、本づくりの現場が楽しかったのもいい思い出です。
最後、カバーのデザインをめぐって、編集者とデザイナーが激論を交わし、埒があかず、二人で街へ飛び出していって、通行人にどちらがいいかアンケートを取っていた姿は、まさに青春そのものでした(笑)。

この本を通じて、作家同士の交流が生まれたことも嬉しい出来事でした。

2012年には、台湾版が翻訳出版されました。

sample(家具と人)


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