Kentaro Hagihara

ライター。日本文藝家協会会員。1972年生まれ。大阪府出身。デザイン、北欧、民藝などの…

Kentaro Hagihara

ライター。日本文藝家協会会員。1972年生まれ。大阪府出身。デザイン、北欧、民藝などの周辺の執筆および講演を中心に活動。著書に「北欧とコーヒー」「北欧の日用品」「北欧デザインの巨人たち」「ストーリーのある50の名作椅子案内」「社会派化粧品」「にっぽんの美しい民藝」など。

最近の記事

【著書解説4】北欧デザインの巨人たち(2011年/ビー・エヌ・エヌ新社)

アルネ・ヤコブセン、エリック・グンナール・アスプルンド、アルヴァ・アアルトという北欧の3人の巨匠のあしあとをたどったフォトエッセイ。いつもは一人旅だけど、写真家の永禮賢さん、北欧家具taloの山口太郎さんとの3人旅は、とても新鮮で楽しいものでした。 ヤコブセンであれば、「SASロイヤルホテル」「ベルビュービーチ」、 アスプルンドであれば、「森の墓地」「ストックホルム市立図書館」、 アアルトであれば、「アアルトのアトリエ」はぜひ訪れてほしい場所です。 その他、フリッツ・

    • 【著書解説3】家具と人(2009年/ビー・エヌ・エヌ新社)

      こちらは、ライターとして参加しました。 自分と同年代(当時で40代くらいまで)の家具作家のインタビュー集です。同じ時代を生きてきた作家たちが、今のライフスタイルをどのように捉え、家具を通して空間をつくり出しているのか、とても興味がありました。 じっくりと話を聞き、作家の出自、人となりから、家具作家になるまでの経緯、作品までをていねいに綴っていきました。このときの経験は、後の「民藝の教科書」シリーズ(2012〜2013年)、「伝統こけしの本」(2017年)、「社会派化粧品

      • 【著書解説2】生活に溶けこむ北欧デザイン(2008年/誠文堂新光社)

        1冊目の「北欧デザインをめぐる旅」が、あふれるパッションそのままに(笑)、勢いでつくりあげたのに対し、「生活に溶けこむ北欧デザイン」は、じっくりと構成などを考えてつくりあげました。 たとえば、国別、デザイナー別、ブランド別にわけて、それらが相互に関連づけられるようにしました。アルネ・ヤコブセンであれば、ヤコブセンのもとで働いた経験を持つデザイナーのハンス・J・ウェグナーや、ヤコブセンの家具を製造したフリッツ・ハンセンのページにリンクを貼るといったように。インターネットで

        • 【著書解説1】北欧デザインをめぐる旅(2008年/ギャップ・ジャパン)

          処女作。今でこそ、北欧のデザインや雑貨をテーマにした旅の本は増えましたが、当時はほとんどなくて、雑誌をコピーして持って行ったりしていました。 現地では、コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキを一人で駆けまわり、話を聞いて、写真を撮って、必死につくりました。あらためて見返すと、文章も写真も下手だけど、情熱だけはあふれているなあ、と思います(笑)。 企画を考え、取材して執筆し、写真を撮る、というスタイルは、今まで続く僕の基本的なスタイルになりました。 表紙の「ベルビュービ

        【著書解説4】北欧デザインの巨人たち(2011年/ビー・エヌ・エヌ新社)

          biography

          profile(プロフィール)萩原 健太郎 はぎはら けんたろう ライター。フォトグラファー。 日本文藝家協会会員。日本フィンランドデザイン協会理事。北欧建築デザイン協会(SADI)会員。 1972年生まれ。大阪府出身。関西学院大学卒業。 株式会社アクタス勤務、デンマーク留学などを経て2007年独立。 現在、東京と大阪を拠点に、デザイン、インテリア、北欧、手仕事などのジャンルの執筆および講演、百貨店などの企画のプロデュースを中心に活動中。 北欧、民藝を中心に多くの著書があり