土居 健太郎
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「私が正しいのに、わかってもらえない」と嘆いている方へ
ちょっと冷たい言い方かもしれないが、
自分にとって正しいと思うことを主張するのは誰にでもできる。それを理解してくれない人を間違っていると非難するのも同じく誰にでもできる。
しかし、あなたが正しいというのは誰から認められた事実なのか。自分が思い込んでいるだけではないのか。
仮に正しいとして、正しい方向に状態が変化していなければその正しさに仕事上の価値はない。正しさが価値になるのは、それが理屈と
サウナで学ぶ心理的安全性
以前は週7~7日くらいは酒を飲んでいたが、最近は飲みに行く機会が減ったこともあり、いい機会なので健康的な生活を心がけている。
食事はカロリーやPFCバランスを考えて9割自炊、朝のウォーキング、週3~4回ほど筋トレ、週に2回ほどプールで泳いでいる。用事がなければ酒も飲まず、睡眠も6~8時間は確保している。控えめにいって健康だと思う。
しかしその中でもサウナは格別だ。自分はサウナ歴2年くらいのペー
[雑記] カルチャーフィット重視の採用で、組織は多様性を失うのか
ちょうど1年ほど前(マジかよ)にこんな記事を書いた。
当時それなりにシェアされたし、今も読まれている。他の真面目に書いた記事の多くは大して読まれていないので、はっきり言って複雑だ。
さて、その中で、「カルチャーフィットとか言ってると均一的な人ばかり採用されて多様性を失うんだよなぁ」という、意識と偏差値が高そうなコメントを何度か見かけたことがある。
もちろん、カルチャーフィットを「今いるメンバ
組織における「合理的な判断」「正しい意思決定」の難しさ
チーム、プロジェクト、部門、会社、など規模はさまざまあれ、組織において何らかの意思決定が行われるとき、その背景には大なり小なりこのようなプロセスがあるはずだ。
…というのはほとんど嘘で、理屈上はこう考えるほうが自然だろう。
ここまでで「確かにけっこう難易度高そう」と思えた方は理解力が高い方だと思うし、実際に決める側の立場にいる方もピンとくると思う。
しかし、2つ目の図では関係者の主観に相当す
職場に不協和音を生み出すもの - 仕事における「貸し借り」と、チームの能力バランスの話など
仕事の世界において、「タダであげる」「タダでもらう」というようなやり取りは滅多に存在しないと思っている。
友情や恋愛・家族愛などとは違い、仕事における人同士のやり取りには、なんだかんだ損得勘定とか利害調整みたいな感覚がついて回るのが自然だろう。
もちろん、発注・受注のように金銭が発生する取引は分かりやすい。
でも、そうではない、例えば取引外での情報交換であったり、社内の業務のやり取りなどで