エレアコ アップライトベースでジャムる #2
” エレアコ アップライト ベースでジャムる ”の第二回目。
そもそも、ドラムパターンとかそういうのを目的もなく作るってのは好きだったのだけれど、折角なのでそういうのでジャムりつつ音楽的にも何か探ってみたいな…的なヤツ。
最近では、いわゆるドラムの音でリズムを作るのではなく何か別の音で出来ないかなぁ…というのがあったので、元々ノーマルなドラムセットの音色で作ったパターンををなんとなく民族楽器系に変えてみた。そうしたらなんだか ”ワールドビート”チックで面白かったので、採用。
今回の様なこういう雰囲気って80年台とかにロックミュージシャンが実験的にやってた様な感じな気がするけど、ジャズの在り方の一つとして捉え直すと面白いんじゃないかなぁ…と妄想。この感じはもうちょっと推し進めてみたいですな。
テクニカルな面では、「メインリフ」が「曲のテーマ」を兼ねる感じを目指してみた。ベースのリフが主旋律も兼ねられるような感じ。(「リフ」という言葉は ” リズムの軸の一端を担う短いモチーフ ”とでも定義しておきます。)このアイデアはまだまだ試している途中だけれど、この、リフ=テーマという手法は実際に色んな国の伝統音楽では普通だし、ヘビメタでも普通の技法っス。歌とギターがユニゾンてヤツ。なので目新しい技法ではないのだけれども、今まで自分自身の作曲は「メロディーを書く」という事に割と力を注いできたので、この手の試みはまだまだ不慣れなのです。
もう一つの目標は「以下に音数を減らすか?」です。
テーマ=メインリフの繰り返しの上でインプロという構造にしたいというのが一つのアイデアでもあるので、スペースを充分に空けておきたいワケです。で、多くのスペースを残しつつ、曲としてのアイデンティティを与えるというのは結構難しいな…という感じ。あと、「調性をあまり限定しない音形」というのも心がけた。
「調性をあまり限定しない音形」という事は、ソロとして使える音の選択肢が広がるという事なのよね。そして、その他の楽器…この場合は「ベースのソロ」…の音程との関係によって全体的な雰囲気が変わって聴こえるハズ、という事でもあるのよね。そういう「広がり」というか「ネジれ感」のある全体像を作れたら良いな…という感じでソロも演奏してみたけれど、まだまだこの辺も開拓途中。
↓映画「夢幻紳士人形地獄」のサントラ、「Manipulated Dreams」も宜しくお願いしまっす。↓