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そもそもこのツアーでの”ソロ”での演奏について
そういえば”ソロ”について書いてなかったかも
各地で色々なアーチストさん達と演奏する機会を頂き、それぞれについて書いて行きますが、考えてみたら自分自身の”ソロ”の演奏について書いてなかったな…と。
なので、まずそれについて。
最終的に辿り着きたい場所
簡潔にいうと、
「風情もあり、気配もあり、そしてそこに浸れるような音世界」です。
移ろい続けるのだけれど、劇的な変化があるわけではなく…例えば、風にそよぐ木々を眺めていたり、流れ続ける川を見続けていたり、流れ続ける雲を見つめたり…そういうコトに浸っている様な感覚になれる音世界。
その先に、
絶えず流れる時間が止まっている様に感じたり、音が出ているのに沈黙を感じたり、音を聴いているはずなのに自身の内面を見つめていたり…。そういう感覚に誘ってくれる音世界…です。
音楽性以前に”幹”の方がわかりやすい場合もあるのかな?
目指すのは上記の様な場所ですが、より音楽的な雰囲気を想像して頂く為には、自分自身の幹になっている事、要はよりテクニカルな事を書いた方がより具体的で、こっちの方が良い場合もあるのかも…と、ふと思いました。
なので、あまりややこしくならない程度に以下に書いてみます。
もともと本格的な活動はジャズから始めたので基本的な語法はそれですが、フランスの大学課程ではクラシック音楽と現代音楽の文脈の”コンピューター音楽”も専攻し音響工学からスタジオ技術までかじりました。
なぜか「調性感覚の拡大」っていうのが自分の興味の大きな対象としてあり、ヒンデミットの理論にも影響を受けたけれど、思春期の頃はヘビメタに癒やしを感じていたロックファン。今でも大好き。でも詩的で映像が見えるような音づくりのモノが一番好き。最も影響を受けたベーシストを敢えて三人挙げるとするならば、エバーハルト・ウエーバーとミック・カーンとパーシー・ジョーンズ。
音を聴くと映像が見えたり、映像が音のように感じたり、触覚や味覚も映像や音の様に感じたりする、それぞれの感覚同士を隔てる壁が低め。
生まれも育ちも東京下町、大工の息子。「欲しい道具は自分で作れ!お前は大工のセガレなんだから!」と言われて育ち、欲しい楽器も聴きたい音楽も自分で作っています。
と、そんな感じです。
機材とかテクニカルな話はまた後日
機材面だけでなく音楽語法とか、その他諸々事についてもっと詳しく書こうとすると、複合的なので話がややこしく、マニアックで長くなり、とりとめもなくなるので、違う機会にテーマを決めて少しづつでも書いていけたら…と思います。
簡単に機材について書くと、
自作アップライトベースを中心楽器にして、それをリアルタイムに重ね合わせる為にPureData(自作のルーパー&エフェクト パッチ)を使用。リズムとかその他の周辺の音としては、サンプラー(シーケンサー)で自身が日常生活の中で収集した音達を使用、という感じです。
演奏するであろう曲
前回のツアー同様にアルバム「Ever Changing」からの曲もやります。あと、その前のアルバム「DeepBlue&OrangeHours」からのもやります。どちらのアルバムからの曲も今回のツアーのバージョンで。あと、今年に入ってから書いた曲を何曲か。その他も少し…。という感じで考えてます〜。
結構盛り沢山ですね、こうやって書くと。
参考までに以下からご視聴いただけます
Spotify
アルバムだけですけれども、ご視聴頂けます。
Youtubeチャンネル
アルバムはもちろんですが、各種プロトタイプやら依頼を受けて作った音楽やらがをご視聴頂けます。
宜しくお願いいたします。
スズキケンタロー
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