自作エレクトリックアップライトベースとNovation CircuitRhythmとSonicware Smpltrek、そしてPureData。
毎度おなじみとなって来た感のあるこのセットアップ、しばらくはこれで続けてみようと思ってます〜。
今回の動画
やってみたかった事
前回、前々回とはちょっと目先を変えて、今回はリズムが中心な感じのモノを作ってみようと思いました。
理想としてはベース2本で一つのパートみたいになり、互いの隙間に入り込んだり、一緒にハーモニー的になったり、そういう感じが目標でした。
そういうのを即興的にできたら面白いかもな…と思っているのです。
個人的な感想としては、弓で弾いたモノを重ねるよりも、ピチカートでのモノを重ねる方が難しいです。というのも、弓だと倍音が出るし音程もハッキリしてるので、仮に音同士がぶつかるような感じに各々のラインが動いてしまってもそれなりに聴こえるのですが、ピチカートの場合は倍音の減衰が速いですし、そもそも音が低いので下手をすると音の塊になってしまうんです。なので、各々のラインの関係性には比較的気を使います。この辺の事がより感覚的にできると良いな…と思っています。
セットアップや音楽的な事に関しては…
使用機材は毎度おなじみ且つ、タイトル通り、自作エレクトリックアップライトベースとNovation Circuit RhythmとSonicware Smpltrek、そしてPureDataです。
サンプリング音源、和声や調性などの音楽面に関しても以前の記事に書いたものと同じ路線です。
違いは、前回の記事ではいわゆるポップミュージック的なバスドラとスネアで出来てるリズムからの脱却…的な事を書きましたが、今回は敢えてそっち系のリズムを作りました。
以下、前回、前々回の記事です。参考までに読んで頂ければ幸いです。
即興的な要素を増やして行きたい
最近ずっと思ってるのが、こういう”エレクトロ系”でも全てを自分自身の一部のような感じで即興的にできる事が増えたら、音楽的にもっと違う場所に行けるんじゃないか?って事です。
現段階だと、コンサートで曲を演奏するときにはサンプラーをいじるのは各パートの尺をコントロールする位に留まり、即興的な要素が多いのはコントラバスまわりだけ…という感じなんです。
サンプラーを使い始めた段階では、各パートの長さだけその場でコントロールできれば良いかな…と思っていたし、もちろん準備されたモノによるメリハリの気持ち良さもあるのだけれども、段々と欲が出てきて、サンプラーのパートをコントラバスを弾くのと同じレベルでもっとその場で作り上げて行ける様になったらもっと自分の求める世界観により近づけるんじゃないかな…と感じ始めた訳です。
自分の求めてる世界観っていうのは、単純に言うと、例えば水面をボーッと眺めていたり、木々のざわめきに身を委ねたり…そういう感覚というか…そんな感じです。 例えば時間ごとの構成がハッキリあって区切れ目が明確な音楽というよりは、気づいたら違う地点にいる様なモーフィングしていくような在り方…とでも言うのでしょうかね? アンビエント音楽的というか…。
セットアップ自体は非常にテクノロジックですが、目指しているのは有機的という、なんだか自己矛盾的な感じが面白い気がしています。
この辺の実験と実践を兼ねて、いずれ全編即興でストリーミングライブをしようかと思っています。
アルバム[Ever Changing]、宜しくお願いします
上記のビデオのシリーズと同じ文脈上にありますが、いわゆる「曲」をやっています。コントラバスの多重録音パートや様々な音素材の重なりで独特な気配を持った音楽に仕上げられたな…と自負しております。
ご購入頂けると非常にありがたく、大きな励みにもなりますし、今後の活動の大切な糧となります。
CDアルバム
Tシャツもご要望にお応えしてご用意しました
動画中で着ているのがこのTシャツ。
着心地もとても良く、私自身でも最近のお気に入りです。
以下からご視聴できます
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