受肉 (Incarnation)ファッションと人形地獄と鋼鉄魂!。

Incarnationさんのオンラインコレクション

イタリアのレザーファッションブランド、「Incarnation」さんの2022年の春夏用オンラインコレクションビデオの為に音楽を提供しました。

初期の服の紹介のみ…という作りから段々と全体的にビデオ作品チックになって来てて面白いです〜。

元々は自己パクリの曲なのさ

元々は映画「夢幻紳士 人形地獄」の為に作った「人形のカーニバル」という曲を…という話だったのですが、只今絶賛上映中の作品の為の曲をそのまんま使うのもなんかね…と言う事で、その曲をキャラクター付けている部分を転用して新しいモノに作り直しました。自己パクリが今回の曲の出発点です〜。
仮に撮られた映像を見せてもらって、ビデオ製作のスタッフが「人形〜」の方を聴いてアイデアを作ってる様な気がしたので、時間尺と構成&展開はそのままです。ただ、折角なので音楽的なアイデアは違うものを試してみたッス。

元の曲が頭に有ると、それに制限されてしまって音楽語法的なアイデアが縛られてしまう様で、それから抜け出すまでが辛かった〜。「ゼロから書いた方が楽だぜぇ…」と途中で何度か思ったッス。いわゆる煮詰まった…というヤツね。

例えば適当に体裁を整えて「これでシクヨロ…」って納品する感じで、手を抜こうと思えばどこまでも抜けるのだけど、それじゃ自分の為にならないじゃない? というか、そもそもこうやって仕事として依頼を頂いて、多少の注文的なモノはあれど、ほぼ自分の好きな様に作品を作らせてもらえるのは「有り難い」という言葉に尽きるよね。そんな中で手を抜くなんてありえないよね。

ある時間が経過すると、突然視界が開けたようになってシックリ来はじめて、煮詰まってどんよりした感覚から、なんとも言えない疾走するような感覚に変わる。これは毎度おなじみの感覚ではあるねぇ。っという感じで、新たに獲得したいと思いつつ何年も試し続けている音楽語法が今回の音源作成でようやっと少しだけシックリ来はじめた感じなので、個人的には嬉しいっス。

Incarnationさん通販始めるってよ

風の便りによると、ネット通販を準備しているようです。今のところ正確性に欠ける情報ですが、多分極めて近い将来動きがあるやもしれませぬ。

世界中を見渡しても類を見ないクオリティーと個性を持った衣服を身に着けたい方は是非。以下リンクです〜。

折角なので元曲

↑これは「人形のカーニバル」っていう曲で、只今も絶賛上映中の海上みさ子監督のインディーズ映画「夢幻紳士 人形地獄」の為に作ったモノ。

上映情報はこちらから

そういえば「夢幻紳士人形地獄」好評な様子で、情報を見る度に上映期間が延びています。多くの人に観て頂けて関わった者として嬉しいっス。サントラCDを会場でお買い求めいただいたらもっと嬉しいッス。
↓というワケで公開情報です〜、シクヨロ。↓



次に鋼鉄魂をこじらせちゃってるヤツ

次に紹介したいのは「こじらせ鋼鉄魂」で毎度おなじみの「RockOut!!」の4作目。

今回はとりわけガシガシ進んでいくような曲を目指してみた。

音源&ビデオを作った自作曲への感想。「ムズかった…」。

毎回毎回1,2箇所はそういう箇所があるのだけれど、コレはその割合が多かったように思う。なので本番までの準備が中々大変で、「なんでこんな曲書いたんだろ…」って思うくらいでしたが、「練習、面倒くっせ〜」っていうのと「出来上がりを聴いてみたい〜」っていう二人の自分のせめぎ合いで後者が無事に勝利を収めました。

いつも思うのは、弾くのが簡単だけど「つっまんねぇなぁ…」って自分自身で思うものより、「難しくて弾くのが面倒だなぁ…」ってモノでも自分自身で「いいね!」と思えるモノを作るべき!、というコトなのよね。

最終目的は視聴者さん達との共有だけど、自分の欲求がそもそもの動機で、誰かに頼まれたモノでは無いんだもの、その辺で妥協はしちゃ駄目よね。ただ、Youtubeのビデオみたいに短いスパンで作って発表する事が常の媒体ってなると、その辺の兼ね合いが難しくはあるね。

出来上がりとしては自分自身でも気に入ってまっす。

見てくれる人が拳を振り上げ、頭を振りたい衝動にかられて頂ければ幸い。でも「アホだな〜」て笑ってもらえても嬉しいし、何でも良いからポジティブな何かを共有できたら嬉しいな。



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Kentaro SUZUKI
コントラバスの音楽…それを開拓し、更に遠くを目指す為の音楽的な旅をしています。その為に重要なのは皆様からのご支援です。それを通して一緒に旅に出かけませんか? 宜しくお願い致します。