2024年日本ツアー共演者紹介 その12 with 溜 終一致
溜 終一致さんとは20年ぶり
今回のツアーで依頼を頂きました。このコンサートの主催者である溜さんとは20年ぶりくらいの再会です。
当時アーチスト名が"Tamaru"だった頃の彼は、フレットレスのエレクトリックベースから2チャンネルで出力し、それぞれにヴォリュームペダルでアタックを無くした音にコーラスとディレイをかけつつ延々とドローンを作るスタイルでした。それに対してボクはメロディーを延々と紡ぎたいというタイプで、真逆とも言えるスタイルだったのだけれども、彼はボクの事を評価してくれていて、真逆のスタイルなままデュオで演奏したりもしました。
これだけ時間が経って思うのは、実はボクにとって彼は結構影響を受けた音楽家の一人だったという事です。
当時、何度かイベントで一緒だった記憶があります。初めて彼のやってる事を聴いた時は、自分自身そういう音楽にほぼ触れた事がなかったのもあり、「わからない音楽」だったのですが、すぐに「川の流れとか、ダイナミックに変わっていくわけではないけれども、ゆるやかに変化し続けてる…そういう身の回りの自然現象みたいだな…」と思うようになり、興味深く聴き入るようになりました。
ボク自身が持っている音楽における考えの一端は彼の音楽に触れたが故に顕在意識にのぼったのだと思っていますし、ボクの記憶の中ではその当時の彼の音楽がいまだに煌いています。
しかし、彼はあれ以降も色々と進化し続けたのだと想像します。もう全く別のスタイルな様子です。このコンサートではそれに触れられるのを楽しみにしています。
そうして自分自身、彼に「まだそこ?」と思われないように精進し続けないとな…と思っているトコロです。
このコンサートの詳細はこちら↓
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