カメラ難民の私が最終的に出した答え。
最近、カメラを買った。
Nikonの一眼レフを約10年前から所有しているのだけど、いかんせん大きくて、いつしか触るのに気合が必要な存在になっていた。
日毎に成長する2歳の娘との何気ない時間を記録したくて、新しいカメラの購入を検討すること数ヶ月。
今回のカメラ選びで私が重視したいポイントは以下の5点。
気軽に持ち運べるコンパクトなサイズ感
子供や家族の普段の様子を撮りたい
風景や物なども気になった時にさっと撮りたい
なるべく雰囲気のある写真が撮りたい
カメラ自体のデザイン
こんなポイントでカメラを検討中の人、結構いるんじゃないだろうか。
デザイン業という仕事柄、写真家の方々と関わることも多く、事あるごとに上記の希望のもと、おすすめのカメラを聞いてまわった。
プロの皆さんからおすすめとして挙がったのは、
FUJIFILM X-Pro3[ミラーレス一眼]
妻も使っていて、とても良いカメラだと思う。レンズを付け替えられるミラーレス一眼で描写力が高く、下記の他候補に比べると少しボディが大きい。
FUJIFILM X100V[コンパクトデジカメ]
クラシックなデザインが美しいハイスペックコンデジ。
RICOH GR III[コンパクトデジカメ]
携帯性抜群のコンパクトさと、さっと出してすぐ起動する俊敏性。デザイナー駆け出しの頃、デザイン畑の先輩たちがよく使っていて当時とても欲しかったカメラの進化版。
SIGMA dp1 Quattro[コンパクトデジカメ]
独自性の高い優れたプロダクトデザイン。動くもの、暗いシーンが苦手なクセありカメラ。シグマのカメラはノーマークだったけど、デザインが良くて、あとあまり持ってる人が多くない印象で俄然気になりだした。
Leica Q2[コンパクトデジカメ]
防塵防滴で安心して持ち歩けるハイスペックコンデジ。素晴らしい描写力。美しいデザイン。そして新品定価で税込¥825,000と全く可愛くない値段。
こんな感じの候補が挙がったところで、まずライカは欲しいけど全くの予算外。
ここで、写真素人だけど何でも良い訳じゃないお父さんを代表して言わせていただく。
「写真は機材じゃなく、感性と技術だ。」なんて、そんな正論はナンセンスであると。
我々はなるべくデザインの良いカメラでなるべくラクしてなるべく雰囲気良く撮りたいのだ。
やっぱり、ミラーレス一眼(xpro3)とコンデジでは、ミラーレスの方が中身がハイスペックな分、撮れる画もニュアンスの深みがあって好みだ。ただ、コンデジはコンパクトで手軽に持ち運べる魅力がある。はい、ここで問題にぶち当たる訳だ。普段それほど写真を撮らない自分でもなるべく良い雰囲気で撮れる「描写力」と「コンパクトさ」のどちらが重要なのか。
そんなのどっちも欲しいに決まってるだろ。
ということで、最終的に行き着いたのは、
世界最小・最軽量のフルサイズミラーレスカメラ。
sigma fp
写真素人だけど何でも良い訳じゃないお父さんたちへ。我らが望むことを備えたカメラがありました。いろんなものを削ぎ落として必要なものだけを残した、というコンセプトも良い。
動くものや暗いシーンは苦手っぽいけど、あと、ファインダーも無いけど(別売りで付けられるけど付けたら大きくなる)、レンズを付けたらそんなに小さくないけど、そんなクセも含めて愛をもって付き合っていこうと思う。
これから写真が楽しくなりそうだ。
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