続 動物愛護法の数値規制改正案について
さて、7月10日に数値規制に関する検討会が行われたようです。
※数値規制については前回の記事を参考にしてください。
詳細は二階堂ふみさんが載せていましたのでシェアさせていただきます。
石山氏が提案した素案よりも犬猫にとっていい方向性に向かってるとのことで、ひとまず前進したと言えるのではないでしょうか。
今回の数値規制の件を知り僕なりの意見や考えを前回の記事で書いたのですが、それがきっかけとなりペットショップを退職することとなりました。
退職理由等の詳細は書けないのですが、これで晴れて(?)なんの立場もなくなりましたので、制約なく自由に自身の考えを述べたいと思います。
※元々立場を省みて言葉を選ぶことに強い抵抗感があり、ポジショントークをせずに犬猫に対する素直な言葉を書くべきだと思い書いたのですが、それが今回は仇となりました。ですがそれも自分が表現者として生きると決めた結果であり、動物愛護の精神を念頭において考えた場合に忖度の先に良い未来はない業界だと思っているので、これで良かったと思います。これからも自分の思いを損得抜きで発信したいと思います。
太田匡彦さんという記者の方が書いた記事もわかりやすかったので貼っておきます。
早速この方の著書『犬を殺すのは誰か』を注文して昨日届いたので読了したらまた書きたいと思います。
次回の数値規制に関する検討会は夏頃に予定されており、法案は決まるのはそのあとになるのでしょうか。
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僕自身にも大きな動きがあり、世間知らずな自分でも色々と思うところがありました。
ペット産業はビジネスであり、愛玩犬は娯楽に分類されるのかもしれません。ただその娯楽に人生を救われた人も大勢いるでしょうし、僕もその一人です。
僕の人生を救ってくれた犬にとって、その犬生が豊かで幸せなものになることを願ってやみません。そしてそのために僕たち人間がどうすればいいのかは、永遠の課題なんだと思います。
ビジネスの側面と愛護の精神を両立させることは難しいのだと先日実感しました。ペット産業其々の立場によっても出る意見は違うでしょう。
ペットショップで言えば、犬猫は生後50日を過ぎた頃から店頭に並びます。(生後56日までの販売は原則禁止とする改正案があるが施行されるのはまだ先とのこと)
店頭に並ぶ直後50万円以上した子であっても、1ヶ月も過ぎれば値段は半額近くまで下がります。この時期の犬猫の成長は早く、どうしても体の大きな子は小さな子と比べてお客さんの目に止まることが減ってしまうため値段を下げるようです。
商品として見た場合に生き物なので維持費が余計にかかることもあり、「なるべく早く売る」ことが販売戦略になるのはビジネスの観点から見れば仕方のないことかもしれません。
そのため衝動買いを誘発させるようなセールストークや抱っこ接客、時には嘘を交えてまで販売しようとするお店もあるようです。
前回の記事でも述べたようにビジネス化すること自体は良い面もあると思うのですが、その弊害が至る所で生まれてしまっている印象もあります。少し調べてからまた書きたいと思いますが、犬猫を親元から離す適齢期や健康上安定してお迎えができる時期はある程度大きくなってからなのかもしれませんね。適正な月齢と仕入れや人件費、繁殖等にかかる費用との折り合いも、今後の焦点にすべきだと思います。
※補足しておくと、ペットショップの値段や印象についてはペットショップを巡ったりサイトを眺めたりして知り得た情報です。
(って書いておく。一応。念のため。面倒くせえから(笑))
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なにが正しいかは今もって全然わかりませんが、ペットが好きな全ての人が忖度をせずに発言することが許されるなら今より良い未来を築けるんじゃないかと思いました。
自分の考えを述べる表現の自由が、個人の見解であることと断定的な発言を控えることを前提にした上で立場に関わらず出来るようになることは、あらゆる分野において問題提起や活性化に繋がるのではないでしょうか。
まだまだ数値規制の議題は始まったばかりで、結論には時間がかかると思います。
具体的な数値はどれくらいがビジネスと愛護の折り合いとして妥当なのかもハッキリとしませんが、愛犬家としては犬猫を最優先にした法案になってほしいところです。
それとは別に、数値規制そのものが無意味だとの意見も耳にしました。それもなるほどと思わされるところがあったので貼っておきます。
無知は罪だと実感しています。
答えも方向性も見えない中で良い未来を探るためには勉強しなくてはいけないことが沢山あるんだと今になって思います。
ただこれからも、動物愛護の心は忘れずに微力ながらも犬猫の未来のためになれるように考えていこうと思いました。
業界や人間に失望したことも多々ありますが、それでも自分を愛で救ってくれた犬猫たちになんらかの形で貢献しようと思います。
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全然話は変わりますが、今日ボクシング界ではコロナ明け初めての聖地後楽園ホールでのボクシング興行がありました。
同門の日本チャンピオン井上浩樹に、以前試合したことのある挑戦者の永田大士が挑んだ日本タイトルマッチは気になってました。
無観客試合のため現地で観ることはできなかったですが
7月19日25時55分〜27時00分
にフジテレビで放送されるので楽しみに待つことにします。
(↓結果あり↓)
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ネタバレすると、挑戦者の永田選手がTKOで勝って新チャンピオンに輝いたそうです。
以前僕が試合した時は判定2-0で負けたのですが、それほど差はなかったと感じました。
その相手が日本チャンピオンになるのは悔しくもあり、少し嬉しくもあり、刺激になりまくっています。
今こうして大差をつけられているのは努力の差かもしれません。
僕も仕事を辞めたことだし(また仕事探さなくちゃいけないけど)、気合いを入れ直してボクシングに集中しようと思います。
俺だってやればできる、と速報をネットで見て思ったのでした。
永田選手おめでとう!!
PS.なにが書きたいのかわからない文章になっちゃった気がするけど、色々と大変だけど頑張るぞって気持ちで書きました(笑)