Kちゃんの読書記録①
書籍:対話力トレーニング
著書:丸岡 慎弥
監修:吉田 忍
2学期から毎月、何度か使用と考えていることが読書の記録。少し具体的に言うと、読書後のアウトプットにnoteを使おうと思っています。今回からは、慣れるために使っていこうと思います。
〜本書を読む前の問題意識〜
対話を通した○○といったように、近年の教育の中で「対話」というワードはたくさん聞きます。例えば、「主体的で対話的で深い学び」や対話型授業と言ったように対話が一つのキーワードと言っていいくらいです。私自身もこの対話に対しては問題意識を持っています。というか、話すこと・聞くことに対しての問題を持ちながら、対話に目が向いてるのが現在だということです。ちなみに、どんな問題意識でしょうか。
「対話とは何か」
「対話力をつけるというが、どんな力か」
「対話力はどうやってつけるか」
「学級経営において、対話の位置付けは?」
「学びの中で、どんな対話から始まるのか」
などなどです。今回は、特に、「対話力はどうやってつけるか」ということを本書から学んでいきます。
■本書の構成は?
本書の構成は、
①対話がどうして必要か
②対話の基本スキル
③対話の基礎形態
④席の配置
⑤トレーニング1 2 3
と言った形の構成である。
本書の良さは、「はじめに」のところで、こんな言葉で始まる。
「対話という活動に子どもたちが効果や必要性を感じているか」
「子どもたちは「話し合いたい」「話し合うべき」と思って対話という活動に取り組んでいるかな?」
この2つの言葉から始まる。どちらも教師が必要と思うかではなく、児童が必要と思っているかどうか。ここが丸岡先生のご実践が児童実態中心で描かれている証拠になる。ただ、これだけではない。本書は子どもたちに「やりたい」「したい」と思わせたいだけでなく「教師の指導力や対話に対する考え」を盛り込んだ本である。そんな中で私が選んだキーワードは3つだ。どんなキーワードだろうか。
■聞き手を育成すること
聞き手の基本スキルとして、挙げられているのは3つだ。1つめは視線。目は脳と繋がっています。つまり、目は自分の心情を向いている方向や目の動きでその人の状態がわかる者です。また、それくらい動くものなので、目の動きは気になります。だから、正しく視線を送ることが大切です。
■頷くこと
2つ目は、頷きです。頷きのイメージといえば、相手が首をトントンと振っているイメージでしょうか。相手に伝えるイメージがあるとしながら、相手のリズムに合わせることもできます。リズムに合わせることができると、お互い心地いいですね。では、そういった中で、良い頷きとは?本書では、2つことを示しています。
①相手の話すリズムやテンポ、声の大きさなどに合わせて頷く
②相手の話の切れ目に頷く
この2つです。どちらが難しいだろうか。私は、②の切れ目に合わせる方が楽のように思えた。なぜなら、文節のところに合わせて頷くと指導がわかりやすいだろうか。①は経験からわかることだろうか。ここは大切だろうが、どう指導するべきか。
■相槌を使うこと
丸岡先生がいうように、視線、頷き、相槌の3要素で聞き方名人。これは、堀裕嗣先生も同じことを言っています。この3つが大切だと。ちなみに、相手の話に合わせるすることは相槌だそうです。ここで、疑問に思うことは、「相槌」と「頷き」の違いだろう。相槌は動きを出すこと、頷きは言葉を発すること。ここの違い。なるほど!!丸岡先生はこのようにまとめており、勉強になります!!
今回は、本書の3つのキーワードを書き抜きました。自分のクラスではどれだけできているかな?と考えながらまとめていきました。また、最初にも書いたように、子どもたちが必要性を感じて・・・ということも同じくらい大切だと思います。
子どもたちが必要性を持たせることができよう、2学期はこの3つを指導しながら、授業へと活用できたらと思います。
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