
そこまでやるのか[92日連続投稿]
「なぜこんな人が上司なのか」という強烈なタイトルに惹かれて買った1冊。
この本は上司を卑下しているのではなく、今この日本に不足している、リーダーという存在の必要性を説いてた。
⚠︎こんなタイトルの本ブログに載せたりして上司に見られたらゾッとしてしまうところではあるが、今の上司がどう、とかそういった理由で載せてるわけではないのでもし見ていたらご容赦ください。
日本の歴史から学べるリーダー像や偉大な企業からのエピソードを踏まえて書かれておりとても奮起させられるようなストーリーが多かった。
その中でもディズニーランドの話はとても興味深かった。
ある少女がアトラクションをアイスクリームを食べながら待っていたら順番が来てしまい、
どうしてもキャストさんに預けなければならなくなった時、そのキャストさんがとった行動は少女がアトラクションを終えたタイミングで新しいアイスクリームを渡したということ。
もちろん、少女は喜びその御両親はとても感動したというエピソード。
「ここまでするのか」と私は感銘を受けた。
多くの会社、組織、ではこんなことをして経費を持ち出したら猛烈に怒られるか、下手したら自腹を切らされる。
ではなぜディズニーには可能なのだろうか。
「ゲストに魔法をかけ続けること」が最も重要な価値観であるということ。
そして"リスクを恐れる"のは顧客のためではなく、自分の保身のための判断なのだから当然
ディズニーの価値観には反しているわけである。
顧客のためにそこまでできるのか、リスクを恐れているから皆行動できていないのである。
そしてこの本では、従業員が顧客の幸せを優先できない会社など、顧客も従業員も不幸でしかなく、淘汰されるべきであると断言していた。
自分の会社がどうであるか。今現在リーダーである方はもう一度改めて考えた方がいいと警鐘を鳴らしてくれる。そんな素晴らしい本であった。