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【思考停止する日本人】考える力は必要不可欠 #1036

おはようございます。
ZARDの透明感に心を洗濯された森下です。(寝ている奥さんにZARDを聴かせておこう)

無意識に思い込んでいたり、そもそも特になんも考えてなかったりして、物事を判断決断している人は意外と多いのではないでしょうか。というお話です。

<みんなとおんなじが良い>

なにが、だれがとは言いませんが、特に日本はみんな同じだと安心して、ちょうと違うと村八分にするというような風潮があったりします。

それはおそらく島国という閉ざされた環境にあった特性というか個性というか、そんな影響があるんだと思います。(知らんけど)

コロナのマスクについてもそうで、感染対策とにてのマスクならまだしも、周りの目が気になるからするというわけわからないマスクっぷり。

マスクはするもんだ、マスクしてないやつはヤバいやつだと刷り込まれて、車の中でも人通りの少ない道でもちゃんとマスクをする始末。

そんな感じで、理由はともかく安心するからみんなと一緒がよくて、違うとどうも不安になってしまいます。

心理学的に言えば、これはまさに同調圧力と言われるやつで、無意識に多数派の意見によっていってしまうということ。

特に「なんでそうなるのか」「なんでそれが必要なのか」といった意図目的を考えない、いわば思考停止をしていると、同調圧力にかかりやすいのです。

例えば、僕の母親は未だに「そんな好き勝手やってないで会社員になりなさい」と、心配からか会うたびに言ってきたりします。

ちょっと前の時代は終身雇用の時代ですから、会社員になれば定年までは安泰みたいなことが実際にあったのだと思いますが、

今の時代は大企業でも倒産しちゃうようなカオスの時代だから、企業に入って安心ではまったくないわけで、自分の身は自分で守らないといけなくなっています。

大企業でも副業を許可しだしているということは、一生守ってやれないよと言われてるようなものですから、昔はそうだったからという感覚で思考停止をしているとどんどん取り残されていってしまいます。

これはスポーツにも言えることで、情報は日々更新され新しい知識や理論、テクニックがどんどん出てきます。

そんななか、「おれがやってきた時代はこうだったから」とか「前に〇〇選手がやっていたから」というだけの理由で取り組むのは少々危うくないですか?

「なぜそれをやるのか」「もっと他にいい方法はないのか」「それはただの思い込みじゃないのか」というところを常に自分に問いかけていかなければ、現状維持すらままならず衰退の道を辿る一方なのです。

というか、夏になったらみんなマスクどうすんだ?(バカ真面目にマスクすんのかな)

<思考停止してしまうのは>

メンタルトレーニングは言い換えれば「思考」と「行動」のトレーニングです。

「ああでもない」「こうでもない」と悩んでる時間が、筋トレでいうところのバーベル持ち上げてる時間なわけです。

常に自分に問いかける、疑ってみる、仮説を立ててみるという作業はある程度の考える力がないとそもそもできません。

ここでいう考える力というのはイメージ力と言い換えても良いかもしれません。

イメージ力を細分化して見ると「予測力」「判断力」「決断力」に分けることができます。簡単にいうと「自分で考えて行動する力」とも言えますね。

このイメージ力、元々持って生まれたものの影響もありますが、後天的な要因で高くなるか低くなるかが変わってきます。

スポーツチーム、あるいはスポーツ選手をサポートする際に使用している「心理的競技能力診断検査」という心理テストがあるのですが、それをもとに分析するとイメージ力が低いチームにある共通点が見えてきます。

指導者や親が高圧的な人か、もしくは過保護すぎる人だとイメージ力は低くなる傾向が見えてきます。(もちろん例外もあるけども大体は)

高圧的な指導、教育をする場合「これをやりなさい」というような指示(命令?」を出して選手や子どもを駒のように扱う傾向にあります。

そしてその指示を聞かなかったり、指示通り動けなかったりするとめちゃくそ怒られる訳です。

そうすると選手や子どもたちはどういう思考になるかというと、怒られるのが嫌だから言われたことだけやっておこうという思考になるのです。

つまり指示待ちのロボット状態です。指示がなければ動かないし、自分で考えて失敗しようもんなら大変だから考えもしない。

過保護すぎてしまうのもそう。なんでもやってあげたり、なんでも決めてあげたり。

本人はなにも考えなくても特になにも困ることはないので考えることをしなくなってしまいます。

子どものためを思っての行動が子どもの考える力を大幅に奪うことになってしまうとはなんとも皮肉なこったい。

<考える力を育てる>

では考える力を育てる、高めるためにはどうしたらいいのか。

もうそれはシンプル明快で考える機会を増やすことに他なりません。

親や指導者は安易に答えや指示を与えずに子どもたち、選手達に考える機会と自己決定する機会をなるべく与えてあげましょう。

知識や経験が少ない育成年代のうちは、オープン型(自由回答型)の質問だと答えられないこともあります。

そんな時はクローズ型(YES or NO)の質問やいくつかの選択肢を出すような質問をしてあげると良いかと思います。

そうして考えて自分で出した結論に対しては、やってみたい、試してみたいというようなモチベーションが出てくるものです。

普段の何気ない生活から自分に対しても周りのコトモノに対しても考えて掘り下げていく習慣をつけていく。

「なんでだろう」と疑問を持つことは成長のスピードにも大きく関わってきます。

「なんでだろう」を作るためには興味を持っていることが大前提。自分の成長やチャレンジに誰よりも自分が興味を持ってあげましょう。

そうすれば「周りがやってるから」とか「変な目で見られたくないから」というクソつまらない理由で(無意識に)自分のやりたくないことをやったりすることはなくなっていきますよね。

<まとめ>

① 「なぜそれをやるのか」「もっと他にいい方法はないのか」「それはただの思い込みじゃないのか」というところを常に自分に問いかけていかなければ、現状維持すらままならず衰退してしまう。

② 常に自分に問いかける、疑ってみる、仮説を立ててみるという作業はある程度の考える力が必要。

③考える力を高めるためにシンプルに考える機会を増やすこと。

スポーツや仕事をする上でこの「考える力」は必要不可欠なものです。人間的な成長や自立をしていくために、悩んで考えていきましょう。

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(5歳)と娘(1歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。





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