シンクボックスとプレーボックス #360
おはようございます。
自粛に髭がボーボーです。そのせいか鼻がムズムズするセルフ花粉症こと森下です。
僕、学生時代はレース前は余計なこといろいろと考えてしまって過緊張になることがおおかったんですけど、
いざ、コース台の前に立つとけっこう開き直っていたりしていました。
そう言うと聞こえはいいのかもしれませんが、なんか緊張の糸が切れるというか、「レース終わった後なにしようかなぁ」とかそんなしょうもないことをよく考えていた気がします。
結局、あんまり集中できてないですね笑
今回は、そんなことが起きないように、集中する時と、そうでない時のメリハリをつけたほうがいいですよね。というお話なのです。
切り替わるタイミング
みなさんは、スイッチの入るタイミングというのは決まっていますか?
仕事モードになるスイッチやトレーニングをする時のスイッチ、試合に入る時のスイッチ、リラックスするモードのスイッチなどなど。
プロフェッショナルな人達は、だいたいこういうスイッチを持っていて、オンとオフのメリハリをつけています。
例えば、ネクタイを締めるとビジネスモードになるとか、ユニフォーム(トレーニングウェア)に着替えた瞬間に気持ちが切り替わるとか、そんな感じです。
これはルーティンとしてこうしたらこうなるというパターンをあらかじめ準備しておいて自動化してるんです。
なのでスイッチ(なにかのキッカケ)で無意識に気持ちが切り替わったり、集中が高まったりするわけです。
元プロゴルファーの宮里藍選手が、気持ちの切り替え(スイッチ)として面白い方法を使っていたのでそれをご紹介します。
シンクボックスとプレーボックス
「ビジョン54」という言葉を聞いたことありますか??
ゴルフの18ホールを全てバーディで回れば54打で回れることも夢ではないというプログラムです。
ピア・ニールソンとリン・マリオットが作成したこのプログラムを宮里藍選手は取り組んでいました。
ビジョン54の中では、「シンクボックス」と「プレーボックス」という2つの箱をイメージするというものがあります。
「シンクボックス」は、文字通り考える箱(場所)という意味で、これから「プレーボックス」に移った時にどんなショットをするかなどを考えるところです。
ゴルフで行ったら、どのクラブで、どこに、どういうショットを打つかを決めるということですね。
「プレーボックス」は実際にプレーをするところで、プレーボックスに入ったら、シンクボックスで考えていたことや、その先のことなんかは一切考えないところです。
考えるのはシンクボックスで決めたことを実行すること。つまり「今すべきこと」を考えるのみです。
他のスポーツでいうと
ビジョン54はゴルフのプログラムですが、他のスポーツにも応用は可能です。
ゴルフの場合、自分の間とエリアを比較的自由に決められますが、そうではないスポーツもありますよね。
シンクボックスとプレーボックスは「ボックス」という名前がついてますけど決められた場所である必要はありません。
プレー前に自分でここを「プレーボックス」でここからは「シンクボックス」と決めることが出来ればOK。
水泳の場合はレースの前に召集所に集まって、組、コースごとに待機します。
例えばその待機している時を「シンクボックス」にして、レースの展開などを考える。
そしてコース台の前を「プレーボックス」にして、レースそのものに集中する。
といった感じです。
明日の記事では、「シンクボックス」と「プレーボックス」の間にある切り替わりの「ディシジョンライン」というものについて書いていきますね。
まとめ
・スイッチを入れて(ルーティン)オンとオフを切り替えることが出来る
・ビジョン54のプログラムでは「シンクボックス」と「プレーボックス」という考え方がある
・シンクボックスはプレーボックスに入った時に行うことをあらかじめ考える場所
・プレーボックスはシンクボックスで考えたことのみに集中すること
・シンクボックスでは他の余計なことは考えない
・他の競技でも応用が可能
次回は今日の続きを書きますよー。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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