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納豆キムチ炒飯

今月に入ってから、俺の担当している現場は全員揃った日が1日しかない。

12/1から風邪で欠勤していたオペレータが今週も月・火と休み、やっと水曜に出勤してきたと思ったら、忌引きで木・金と休んだ。

「忌引きならしょうがない。」と思っていたら、同じアパートのオペレータから彼の部屋の電気がついていたと報告があった。

部下を信じるのは上司の仕事だが、俺はなんとも言えない気持ちになった。頭が痛い。

加えて金曜は、もう1人欠勤者が出た。彼も普段から休みがちだ。

今週の月曜日、先述のオペレータを指して「彼、あまりにも欠勤が多いので、何か対応を取った方がいいんじゃないですか?」とかなんとかヌかしていたが、どの口が言うのだろうか。

現場の仕事を肩代わりしながら俺は正気を失い、笑いが止まらなくなった。

俺がおかしいのだろうか。俺が何か間違っているのだろうか。笑いながら目尻から大量の涙が溢れていた。

毎日現場の仕事の手伝いをしていたので、自分の仕事が全くできず、必然的に残業をしなければいけなかった。帰宅時間は ほぼ毎日0:00過ぎだった。

俺の住んでいる場所は夜中まで空いている飲食店やスーパーがほとんどないので、必然的に24時間営業の牛丼屋か、コンビニ飯で夕食を済ませることが多くなった。

体に悪いという自覚はあるので、ビタミン剤も毎日飲んでいたが、所詮そんなもの気休めにしかならない。

週末はせめて体に良いものを食べようと思った。

土曜の夕方。たっぷり昼寝をして睡眠不足を解消したら、近所のスーパーに行き、キムチとカット野菜を購入する。

寮の部屋に戻り、冷蔵庫から納豆とねぎ、卵、木曜にレトルトカレーを食べたときのご飯のあまりを取り出し、調味料と購入したキムチと共に、共同キッチンに持っていく。

フライパンにごま油をひいてねぎとしょうがを弱火で加熱し、ねぎの風味を油に移す。

良い香りがしてきたらキムチと50回かき混ぜた納豆を放り込み、中火にして加熱。

納豆の粘り気がなくなってきたら追加でごま油をひいて強火にし、溶いた卵とご飯を入れてかき混ぜる。

ご飯がパラパラになったら、中華だしペーストを小匙1くらい加え、全体になじませる。キムチの塩分もあるので、最後の味調整の塩コショウは控えめに。

丼に盛って成形してから皿を被せ、ひっくり返して半球形にしたら、納豆キムチ炒飯の完成だ。

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気休めにしかならないが、カット野菜のサラダとしじみスープも添える。

まずは野菜サラダを片付ける。食事の始めに野菜を食べると、食物繊維が糖の吸収を穏やかにする。

そしたらいよいよ、炒飯にとりかかる。加熱した納豆ってなんでこんなに美味いんだろうな。キムチの辛みと酸味も良いアクセントになっている。どちらも発酵食品なので、体に良いはずだ。

最後に肝機能を回復するといわれるオルニチンをたっぷり含んだしじみスープを流し込み、健康的な夕食を終えた。

毎日これくらい自炊できれば良いのだが、最近は仕事が忙しくそんな暇もない。

せめて来週は早く帰れるように頑張ろうと思った。

まぁ、また現場で欠勤が出たら、それも無理なんだろうけどな。

ため息がとまらないな。

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