見出し画像

写真は光によって写る

こんにちは、ken(@kentanahashi)です。

写真にとって不可欠な要素、それは光です。

写真は光によって写ります。

音や匂い、気温や温度、空気感も"物理的"には写真に写りません。

写真は光しか写せないのである。


光についてみなさんはどこまで深く理解していますか。

光の速度は秒速約30万km1秒間に地球を7周半も回る超高速で進むことができます。

光は「波」であり「粒」です。粒の数によって光の強さが変わります。明るい光は粒の数が多く、暗い光は粒の数が少ないです。


私たちは普段さまざまな光を感じている

これはみなさん実感していることだと思います。

イメージしてみてください。

休日に少し遅めの朝食を食べながら、カーテン越しに届く柔らかい光。

朝出勤するときに駅のホームに差し込むまぶしい光。

燃えるように焼けた真っ赤な空を見上げて感動した光。


画像1


光は季節や天候、時間帯によって変化します。

そして光をコントロールすることで写真は大きく変わります。


画像2


画像3


前置が長くなりましたが、今回は光(と影)についての特徴を簡単にまとめてみます。


季節ごとの光特徴と影の長さ

春・・・やわらかな光で暖かさを感じる。影は”夏と冬の中間”の長さ。

夏・・・光量が多く強い光。日差しが強くコントラストが高くまぶしい。太陽高度が高いため影が”短い“。

秋・・・弱い感じの光。落ち着いた雰囲気で哀愁が漂う。影は”夏と冬の中間”の長さ。

冬・・・光量が少なく透明感のある澄んだ光。太陽高度が低いため影が”長い”。


時間帯による光の特徴

朝の光・・・長い大気層を通過してくるので赤みを帯びた色調の光。チリなどの障害物の影響が少なく、シャープでクリア。太陽の位置が低いため真横からの光となり影が長くなる。影はコントラストが高く色が濃い。

昼の光・・・大気層を通過する距離が短いため白色の光となり、被写体の色を忠実に再現できる。太陽が真上の方向からさすため影は短くなる。

夕方の光・・・朝の光に比べやわらかな印象の光。光の散乱により波長の長い赤や黄色の光が届きやすい。朝と同様に影は長い。


これらの光の特徴を頭にいれておけば写真を撮るときに役に立ちそうですよね。活用してみてください。

それでは今日はこの辺で。


合わせて以下の記事も読んでおくと勉強になります。


画像4


参考文献 「図解 光の選び方 イラストでよくわかる基礎から応用 学習研究社」

質問、ご意見ご感想がある方はnoteのコメント欄やTwitter( @kentanahashi)のDMでも受け付けていますのでお気軽にどうぞ。

いいなと思ったら応援しよう!