15_「言ってること」と「言ってたこと」
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。
持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2
「健康のために睡眠時間を確保しよう」
「ニュースを見て、世の中のことに興味を持とう」
「家族の時間を大切にしよう」
「趣味や好きなことに夢中になろう」
「苦手な問題を復習しよう」
…わかります。「全部は無理」。無理ではなくてもかなり難易度が高い。
ただ、よかれと思ってついつい言ってしまうのです。例えば、
【例1:嘘でも正直でも結局】
A「何で壁に穴が空いてるの?怒らないから正直にいいなさい!」
C「…ボール投げてたら当たった」
A「何で部屋の中で投げるの!考えたらわかるでしょ!」
C「…(怒らんって言ったやん…)」
【例2:急いでも遅れても結局】
A1「遅れるぞー!急ぎなさーい!」
A2「走ると危ないぞー!」
C「(どっちなん・・・)」
体は1つ。全部は無理です。
このように、2つの矛盾した要求を受け取ることで、どちらの選択肢を選んでも心理的ストレスがある状態を「ダブルバインド(二重拘束)」といいます。
その状態が繰り返されると、自分の頭で考えなくなり、感情を抑えて顔色を伺うようになったり、自信を失くしてしまったりしてしまうと言われます。
さて、わが家
父「明日の午後、どこか行きたいところある?(公園や図書館を想定)」
子「キッザニア!」
父「えっと…人多いし、ちょっと遠いし、高いし…それはまた今度にしようか?」
子「…(ふてくされる)」
・・・やってしまった。(「連れて行く」…とは言ってないんだけど…って、言い訳はよくないですね)
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