料理人の歩き方
いつもありがとうございます。
お食事処はんぐりーのオーナーシェフのジョージです!
2週間ほどしか空いていない変わったお店を経営しております。
赤字が続いていたお店が出張料理によって希望が見え噛まないフレンチがはじまり新しい形に進んだ年度末
そして1月1日は兵庫県三田方面に出張料理で初まりました。
新年から仕事を頂けることは凄くありがたいです。飲食業の経験上1月、2月は売り上げが下がる傾向があります。
しかしはんぐりーは違いました。
むしろ出張料理のおかげで売り上げがあがりました。
今までは食べに行くのが当たり前の世の中でしたが今はシェフを呼ぶことも増えてきているみたいです。
正直僕自身がびっくりでした。
コロナの影響もあり小さなお子様がいるご家庭
高齢の方がいるご家庭、奥様が妊娠されているなど理由は様々です。
東京では増えてきているのは知っていました。
ですが大阪は東京に比べて情報は遅いと思っています。
また食文化に対して世の中は恐ろしいくらい新しいものに手を出さない傾向にあります。
それが変わってきているのではないか?
そう感じるほど結果に繋がってきました。
そうして1月良いスタートをきってこれから盛り上げていくぞという時に一通のLINEが届きます。
親父からの連絡でした。
そもそもお店をする連絡をするまで
中学から15年ほど連絡をした事もとった事もありませんでした。
お店をする時に僕は家族ともう一度同じテーブルで食事をする楽しむが一番の目標でした。
そんな中父親から送られてきた内容は「癌が再発した」との連絡でした。転移は4箇所
60歳程だと進行は早いと思っています。
正直色々分からない自分がいます。
いまだに中の悪い両親、早まるかもしれないタイムリミット、自分が料理を諦めなかった理由
今も凄く悩んでいます。
これを読んで下っている皆さんは如何でしょうか?
1日1日に後悔はしていませんか?
ここにこのような事を書くのは凄く色んな意見があると思いますが全てを赤裸々に記していく場所なので書いていきます。
僕は親父のように生きるのは嫌だと凄く思っています。お金の面で苦労しなかった事については感謝しています。
ですが仕事をして週2回の休みは家族と殆どコミュニケーションを取らずに両親で喧嘩をして子供が泣いている。
単身赴任で関東に行きその後は10数年まともに顔すら合していない。
そして60歳で癌の再発
僕が同じ立場なら人生楽しかったと思えるのだろうか?これからも治療を頑張って乗り越えた先に楽しみがあるのだろうか?
どこか後悔しているんではないか?
そう思います。
自分自身もそして自分に家族が出来たらその家族にも後悔をさせない選択が出来るように生きたいとそう思います。
人はいつか死んでいきます。
そこに何の意味もありません。
最後どうやって終わりを迎えたいか?
その壮大な暇つぶしが人生です。
仕事が趣味で良いですか?
行きたい国はないですか?
やってみたい遊びはないですか?
最後周りに惜しまれたいですか?
笑って送り出されたいですか?
笑われたいですか?
けど最後自分は見届けることは出来ません。
だから何の意味もないんです。
でも産まれてきたことに意味がないことはないんです。
何をして、どこにいって、自分はここにいると印を残せるか魂に刻めるか。
如何生きていくか考えるきっかけになればと思います。
僕は料理人として歩いていきます。
本日も読んでいただきありがとうございました🙇
少し哲学的な内容になってしまいました。
全てを記していくので色々あると思いますがよろしくお願いいたします。