山下 賢太 Kenta Yamashita

東シナ海の小さな島ブランド㍿+島守㍿ 代表取締役、鹿児島離島文化経済圏やFISHERM…

山下 賢太 Kenta Yamashita

東シナ海の小さな島ブランド㍿+島守㍿ 代表取締役、鹿児島離島文化経済圏やFISHERMANS FEST等を監修し「懐かしい未来の風景をつくる」集落デザインカンパニーを運営。その他、九州地域間連携推進機構㍿、屋久島Sanroku Inc.の役員などを兼務。

最近の記事

日置を想う、すべての人と。

noteに選挙のことばかり書いてる気がする(笑)政治と宗教の話はあまりするな、タブーだぞ。という雰囲気のある世の中で、ホントごめんなさいね。自分でも自覚してます。でも、政治の話がしたいんじゃないですよ。永山由高というひとりの人間の生き様のことを少々・・・ ケンタ、あんまり話すな(笑) 以下、長文です。長文かよ。 ********** 「ふるさとには、夢などない。」 そんな空気感に、押しつぶされそうだった10年前、私を支えてくれた友人が、永山由高という人間でした。 1

    • 令和3年度 東シナ海の小さな島ブランド株式会社 入社式挨拶

      4月5日は、東シナ海の小さな島ブランド株式会社の創業9周年でした。現在、10年目がはじまったばかりですが、今年は、正社員3名、パートスタッフ1名 計4名の新しい仲間たちが、island companyに入社してくれました。 これから、ここで過ごしていくそれぞれの時間に、期待と不安で少しだけ緊張していることと思います。入社にあたって、わたしから5つのメッセージを送ります。 まず1つ目は、これから「自分で決める」ということが、あなた自身を成長させてくれます。ここで働こうと決め

      • 風の時代を生き抜いていく

        2020年は、新型コロナウィルスの発生や、東京オリンピック・鹿児島国体の延期、緊急事態宣言、GOTOトラベル、甑大橋の開通、県知事選、市議選などなど、個人も会社も、山あり谷あり慌ただしい日々が続きました。 これまで当たり前だと思っていたあらゆる条件が、世界的なパンデミックをきっかけにじわりじわりと崩れ始めています。昭和、平成というおよそ80年から90年の歳月。戦後、積み上げてきた人間社会のシステムや価値感が大きく変わり始めたという点においては、私たちが未来に向かうために必要

        • 山下 賢太 KENTA YAMASHITA

          略歴 1985年、鹿児島県上甑島生まれ37歳2児の父。JRA日本中央競馬会競馬学校騎手課程20期生中退後、きびなご漁船の乗組員を経て京都造形芸術大学環境デザイン学科卒。2012年、人口およそ1,000人・高齢化率52%を超える村を拠点に「世界で一番暮らしたくなる集落づくり」を目指す地域デザインカンパニーとして、東シナ海の小さな島ブランド株式会社を創業。2021年、離島地域の不動産管理・運用、人材の窓口となる島守株式会社を創業。 1985年 鹿児島県上甑島生まれ 2001年

        日置を想う、すべての人と。

          鹿児島県知事選 2020に想う

          先日、鹿児県知事選の立候補者とオンライン対談をした。 幼い頃から小さな島の中では、やれ村長選だ、やれ村議選だと近所の大人たちが立候補するものだから、それなりに政治と暮らしを身近に感じて育ってきた方だとは思う。 母方の親戚と父方の親戚、それぞれが立候補した村の議員選挙では、なんだかドロドロとした大人たちの横顔をみた。普段は、それなりに仲良くやってる人々が、選挙となると血相を変えて論争し、夜な夜な集まっては、票読みをする。親戚票、組織票、友人票。政策の中身云々ではなく、地

          鹿児島県知事選 2020に想う

          世界で一番暮らしたい集落をつくる

          after coronavirus、with coronavirusなどと言った新しい言葉が当たり前のように使われている。社会が変化していく上で、これまでの働き方や自分自身の暮らし方も変化していこうよというある種のメッセージを受けて  『世界で一番暮らしたい集落をつくる』 という言葉が私の頭の上にぽつりと浮かんできた。 誰かが変えてくれる、誰かが与えてくれることをじっと待つのではなく、自らが機会を創り、自分自身を変化させ成長していく人が、これからはより大切な時代になってくる

          世界で一番暮らしたい集落をつくる

          それでも変わらない世界を

          あらゆる世界が、新たなウィルスの出現によって閉ざされていく。刻々とそうした時間が長くなるにつれて、つい数週間前まで当たり前にあったはずの毎日の記憶が、日に日に薄れていく。 生まれ育ったこの島に戻って、 10年目の春が過ぎようとしている。 そのあいだ僕は、この島とこの島じゃないふたつの世界。あるいは、もっと多くの世界を意識的に行き来しようとしてきたから、島を離れる期間が長くなるにつれて、あいつは島を捨てた。とか、島を利用しているとか・・・まぁ、それなりに色んな言われ

          それでも変わらない世界を

          乗り越えてはならない

          この危機を乗り越えてはならない ー これからの時代における小さな集落のデザインを考えています。東日本大震災、コロナ、金融危機。これからますます表面化するであろう自然環境やエネルギーの問題。それから、マグニチュード最大9.1という南海トラフ地震もやってくるだろう。それらは、あらゆる「前提」が覆るような危機ではあるが、あくまで乗り越えるではなくそれでも「生き残る」だ。 複雑な人間社会を生き抜くために、ウィルスも自然の摂理によって進化してきたのだから、ウイルスもまた自然である。

          乗り越えてはならない