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2023/5/12 オンエア 「雨の新宿駅」歌詞

「雨の新宿駅」

改札口を通り抜けて
雨の新宿へ向かう電車に乗り込んだ

友達と話す学生の
声と言葉漂い 電車に溶けていく

今日も響く踏切の音
簡単そうに運ばれていく

満員電車に乗るのはやめた
早くたどり着くことよりも
今はひとつひとつを確実に

急行列車に追い越されていい
移り変わる景色と季節と僕を
窓に映して進んでいく

改札口を通り抜けて
雨の新宿駅は変わり続ける


混む時間帯には特急とか急行には乗らないようにしている。
各駅停車だともちろん時間がかかるのだけれど、満員電車のあのストレスに比べればお釣りが出るくらいだ。
むしろその時間を、詩を書いたり、本を読んだり、じっくりと音楽を聴いたりする有意義なものにすることができる。

各駅停車に乗って初めて新宿まで出てきた時に「何で今までぎゅうぎゅうで辛い思いをしてまで急行に乗っていたんだ…。」と天を仰いだものだ。

そして心身ともに余裕ができると、車窓から見える景色の細かいところや変化によく気付くようになった。
変化に気付いて、心が動く自分にも気付くことができる。
それらをひとつひとつ確実に感じていたいと思う。

街も自分も変わっていく。

そして、雨の新宿ってなんか好きだ。

「松本健太のNewSongs」
FM長崎 毎週金曜22:55〜23:00放送
※radikoプレミアム エリアフリー機能で長崎以外にお住まいの方も聴けます。(有料登録が必要。放送から1週間のみ)

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