見出し画像

総合型地域スポーツクラブの成長シナリオ~喬木モデル~

 総合型地域スポーツクラブ マネジャーの上杉健太(@kenta_u2)です。昨日は、6年9か月勤めた一般社団法人たかぎスポーツクラブの最終出勤日でした。実に色々なことがありました。最後の一週間は、指導をしている各クラスの子ども達や保護者の皆さま、かつて指導をしていた子ども達や大人の会員、職場の皆さん、たくさんの方から餞別をいただきました。

画像1

 これだけのかたから直接的に感謝していただけるなんて、たぶん指導業務をこれだけやって来なかったらなかったと思うので、頑張ってきてよかったなと思います!(マネジャーは裏方なので、このような感謝のされ方はなかなかない)
 今日は、これまでのことを振り返ってまとめるには最適な日だと思うので、『総合型地域スポーツクラブの成長シナリオ~喬木モデル~』というテーマでお話したいと思います。たかぎスポーツクラブがどのように成長してきたか。喬木村はどのようにそれを支えたか。なるべく時系列に沿ってお話したいと思いますが、同時的に進んでいることがほとんどなので、そのあたりは承知の上でお読みいただけるとありがたいです!

①行政主導の立ち上げ

 喬木モデルでは、総合型地域スポーツクラブは行政が立ち上げ、しばらくは行政バックアップの元でクラブを運営していきます。具体的には、

1.教育委員会などのスポーツ振興を担当する部署が主導して地域のスポーツ関係者を組織し、『設立準備委員会』を立ち上げる

2.『設立準備委員会』が地域に合った総合型地域スポーツクラブの事業内容などのカタチを決める

3.クラブを設立し、行政が事務局を務めて運営する


4.規模の拡大に伴い、自己財源で職員を雇用し、自治体から自立していく

というプロセスを踏みます。最初の時点では喬木モデルのクラブは、”行政依存型”と言っていい状態です。

また、行政が主導すると以下のようなメリットが得られます。

・住民からの信用が高い
・公共施設を使いやすい
・事務所コストがゼロ
・指導者を集めやすい

一方では、デメリットもあります。

ここから先は

8,097字 / 2画像
総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5